続いて事件・社会部門へ。9月に映画ロケ先の前橋のホテルで女性従業員への暴行で逮捕されたのが高畑裕太(23)。「歯ブラシ持ってきて」と注文するや、部屋に誘い込んだという。
「被害者と示談し、不起訴処分になったので詳しいことはわかりませんが、騒動で迷惑をかけた人への謝罪会見で報道陣をにらみつける顔が怖かった。感情を抑えるのが苦手なタイプだ、ということがよくわかりました」(掟氏)
性犯罪は芸能人には致命傷。極楽・山本圭壱も吉本復帰まで10年かかった。
「復活した日活ロマンポルノで連続強姦魔役を演じれば、誰もが納得するのでは。ちなみに僕も地方ロケの宿泊先のフロントで『歯ブラシ持ってきて』と言ったら、40代の従業員に苦笑されました。ホテル業界では、通じる隠語になったようです」(徳光氏)
7月参院選で「医療用大麻解禁」を訴えて出馬した高樹沙耶(53)は、その2カ月後に大麻所持で逮捕。フライング「解禁」となった。
「高樹さんは素直すぎるいい人なんだと思います。本来グレーにしておけばよかったのに、わざわざ立候補して市民運動までしてしまったのがそもそもの間違い」(前出・掟氏)
こっそり石垣島で使っていればバレなかった!?
「バレたのは、家に帰って『大麻ー!』と言ったからでしょう。カラオケでもよく『別れの麻』を歌ってたらしいね」(デーブ氏)
薬物逮捕で忘れてならないのは、2月に覚醒剤所持で逮捕された清原和博氏(49)。逮捕後、入手ルートに浮上したのが、北関東で売人にブツを卸していた「シャブばばあ」だった。
「2016年、いちばん心に刻まれたのがこれ。覚醒剤にまつわるあらゆるものを一刀両断にしてくれたというか、シャブまわりのダサさがこのひと言で表現されています。覚醒剤に憧れる人はいても、『シャブばばあ』に憧れる人はいないでしょう」(青木氏)
この清原シャブ事件で、いきなり表舞台に返り咲いたのが巨人の元同僚の野村貴仁氏(47)だ。「清原を知りすぎた男」として、「清原と覚醒剤の関係」について、面妖なヒゲ面で自由闊達に語り騒動の輪を広げた。
「清原逮捕にはそれほどビックリしませんでしたが、グリーニー野村の暗躍にビックリ。彼こそ裏流行語界のダークホースです」(徳光氏)
9月には暴露本まで出版した、野村氏の一人勝ちである。