12月15日発売の「週刊文春」が、2017年1月スタートの木村拓哉主演ドラマ「A LIFE ~愛しき人~」(TBS系)の、制作内部で起こった騒動を報じた。記事によると、当初は今年の10月期に放送するプランがあったという。
「ジャニーズ側はSMAP解散騒動で動揺するファンを安心させるために、今年10月からのドラマ放送を希望していたようです。しかし同作は医療ドラマということで、10月に放送すれば人気作『ドクターX』(テレビ朝日)と、かぶることになってしまう。そのため、テレ朝との勝負を恐れたTBS側は、事務所側の要求を断ったそうです」(芸能記者)
これに激怒したのが木村だった。逃げ腰のTBSに対し彼は、「勝てばいいんでしょ? だったら俺が言う共演者やゲストを出して」と要求。するとドラマには、笑福亭鶴瓶、山崎努、竹内結子、浅野忠信など、主役級の豪華ゲストが集められた。
しかしこの木村の提案により、ドラマの制作費が高騰しているという。
「今回のドラマは、ベテラン役者陣の高額なギャラや、作品に登場する医療機器の使用料などを合わせると1話だけで、制作費1億円を超える回もあるのだとか。通常のドラマが1話3000万円ほどだと言われていますから、この資金のかけ方は異常です。これほどの制作費を使い、もし視聴率が低迷するようなことがあれば、木村は責任を取る形でTBSから干されても不思議ではありません」(テレビ誌記者)
木村のTBS日曜ドラマといえば、2013年に「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」で主演しているが、平均視聴率は12.8%と振るわなかった。もし「A LIFE」がそれ以下の数字となれば、木村は窮地に立たされることになりそうだ。
(森嶋時生)