昨年12月11日深夜に都内で当て逃げ事故を引き起こし、今年2月1日に書類送検されたお笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介。現在も活動自粛処分は続いており、ちまたでは“井上不要論”までささやかれている。
ところが、そんな井上よりも物悲しい状況にある芸人がいるという。それは井上の車に同乗していたことが発覚した「スーパーマラドーナ」の武智だというのだ。お笑いライターが明かす。
「武智自身は活動自粛に至らなかったものの、ツイッターは事故を機に更新を停止。全国放送のテレビからも姿を消す形となりました。1月28日には関西ローカルの『ウラマヨ!』(関西テレビ)にゲスト出演し、司会のブラックマヨネーズから『謹慎明けですけどどうですか?』とイジられると『謹慎してないですよ、僕!』と返していましたが、持ち味の鋭さは感じられなかったですね」
その「ウラマヨ!」では相方の田中一彦が「億稼げるチャンスがあったんですけど、仕事がだんだん減ってきた」とコボし、武智が「俺のせいや多分!」と自虐ネタを叫ぶ一幕も。吉本系の劇場には精力的に出演しており、決して仕事がないわけではないが、全国区のテレビに出られないのは芸人として厳しい状況だろう。
「なにより致命的なのは、M-1グランプリ2016で最終決戦まで進出した直後だったということ。優勝者の銀シャリや準優勝の和牛が数多くの番組に出まくっているのとは対象的です。そもそも武智のイカついキャラは好き嫌いが分かれるところなのに、今回の一件でネガティブなイメージが増してしまい、しばらくテレビでは使いづらいでしょうね」(前出・お笑いライター)
表舞台からは離れたものの、しゃべくり漫才の実力は高く評価されているスーパーマラドーナ。事実上の謹慎状態が解けた暁には、テレビに出まくる日が来ることを祈りたいものだ。
(金田麻有)