織田裕二主演ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」(TBS系)の最終回平均視聴率が7.8%と発表された。織田にとって、地上波では3年ぶりの主演連続ドラマとして注目され、初回は13.1%と好スタートを切ったが、回を重ねるごとに低迷した。
キャストとしては、中谷美紀、ディーン・フジオカ、土屋太鳳、寺島進ら人気・実力ともに申し分ない俳優を配したが、結果は“大惨敗”と言っていいだろう。
久しぶりの織田の連ドラを楽しみにしていた視聴者からも「壮大な駄作。織田裕二に『この脚本、醜悪至極なり!』って言ってほしい」「制作陣は反省会を開いてほしい。織田さんに謝ったほうがいいぞ」などの批判が相次いだ。
その理由についてテレビ誌のライターは、「視聴者の意見通り、脚本のつまらなさがすべて」と言う。
「主人公のIQ246の天才・法門寺沙羅駆は、その頭脳で難事件を解決するというストーリーでしたが、肝心の事件も謎解きも凡庸なものでした。IQが246もないが、『相棒』(テレビ朝日系)の杉下右京のほうがずっと難事件を解決している。つまり、IQが高いことで一体何が脳の中で起こっているのかが描かれていないのです。碁盤に一手を打った時点で展開を読むことは、IQがそれほど高くない人でもできますからね」
結局、IQ246という飛び抜けた才能を持つ人間が見ている世界がいったいどういう景色なのかが、脚本家には想像がつかなかったということなのだろう。制作陣のIQがもう少し高ければと悔やまざるをえない。