スポーツ

スポーツ紙「穴党記者」大儲け座談会!「有馬記念」のキーワードは“PPAP”?(3)ミッキークイーンの堅実さを好評価する

20161229b3rd

水戸 人気勢の中では、やはりサトノダイヤモンドにも注目する。母系はマイラー色が強いし、春は華奢に見えて古馬になってからの馬だと思っていたけど、菊花賞での勝ち方を見ると脱帽するしかない。この時期になると3歳馬も古馬も地力においてほとんど変わらないわけで、それが2キロ軽い斤量で出られるんだから、アッサリ勝たれても不思議じゃない。

椎名 不動の対抗ですね(笑)。里見オーナーは今年GIを獲りましたし、香港でも勝って流れがいい。ただ、イメージ的にビワハヤヒデ(93年2着)にそっくりなタイプなので、前を捉えきれないか、後ろから何かに差される感じがするんですよ。

山河 同意見ですね。世代レベルは高いし、JCを挟まない分、しっかりと作れますが、もし鞍上のルメールが勝ち気にはやって、キタサンブラックを早めに潰しにいけば、後ろの馬にチャンスが回ってくると思います。

水戸 サウンズオブアースはどうだ。まだ2勝しかしてないけど、GIでの2着が3回もある。

椎名 大谷の“二刀流”で言えば、「2」つながりで2着が7回あるこの馬なんでしょうけど、世相的に弱いから僕的には買う要素があまりない(笑)。ただ、去年の2着馬で、GIのデムーロ騎手は怖いから押さえますけどね。

山河 マイナス8キロと、きっちりしぼって出てきたJCが頑張っての2着。普通に考えたら、これ以上の上積みは期待できません。

水戸 「最強の2勝馬」と言われているように、あと1つ何かが足りないんだよな。強さはあるんだけど、馬っぷりや血統を見ても70~80点。超一流馬という感じではない。

椎名 水戸さんの対抗は?

水戸 ミッキークイーン。牝馬で、ここまで崩れずに走るのは大したものだよ。とにかく堅実で、連対を外さないのがいい。

山河 現役牝馬の中ではトップ中のトップですが、ブエナビスタやジェンティルドンナ級とまでは‥‥。

椎名 初めてとなる中山で好走するイメージは浮かんでこないんですけど、クイーンだから“トランプ”つながりということで(笑)。

水戸 私の超大穴候補は、ここが叩き3戦目のムスカテールだ。金鯱賞は7着も着差はわずかコンマ4秒。体重がプラス8キロで多少重かったのが敗因だろう。相手は強くなるが、一発があって不思議はない。

山河 僕はヤマカツエースですね。負ける時は大差だったりするんですけど、勝つ時はしっかりと勝っている。ポカが多いラブリーデイのイメージで、キンカメ産駒の成長力込みで大穴候補です。

椎名 この馬も印に入れる“ベッキー”なのかもしれませんが、そこまで回りません。いずれにしても今年は「PPAP」のマリアライトで決まりでしょう。

山河 競馬では菜七子ちゃんが話題の年だったし。

水戸 いや、競馬界的にはサブちゃんの「まつり」で幕というのもいいぞ。よし、今から私が歌おう。

椎名 いえ、結構です。どうせ“おそ松”ですから。

<座談会メンバー>

山河浩 東京スポーツ記者。97年入社後、一貫して中央競馬担当の大穴党。04年の皐月賞では馬単1点勝負で150万円の払い戻し。今年はポケモンGOにハマり、第一世代は残り1つでコンプリート。

椎名竜大 スポーツ報知記者。10年に穴党に転じた直後のスプリンターズSで35万馬券を的中させ、一気にブレイク。“カラオケ党”でもあり、今回の座談会では“話題”のチャゲアスを熱唱して締めくくった。

水戸正晴 サンケイスポーツ記者。週刊アサヒ芸能で「万券を生む血統論」を連載する記者歴30年以上の超大穴党。1年に1度は手にしてきた帯封(100万円)だが、今年はいまだに実現せず。この有馬記念で大勝負する。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」