40代の自営業者・B氏も、同じく昨年の7月頃にSの接客を受けた男性客の一人だ。
「店で会った時の第一印象は、こんな“特A級”のかわいい子がこの店で働いているのかとビックリした。小リスのようにクリっとした、つぶらな瞳が強烈でした。背が小さいわりに服の上からでも見て取れる、くびれた腰と美しい胸が魅力的だったなぁ」
Sから笑顔の歓待を受けたこともあり、上機嫌となったB氏はその晩、店で30万円ほど豪遊したという。
「翌日さっそく、交換したLINEに彼女からのメッセージが入りました。〈お店以外で会いたいね〉という積極的なメッセージでした。しかも、お店ではタレントをしているとは言っていなかったのに、実際にはSという名前で芸能活動をしていると、あっさりナイショ話をされたので二度ビックリした」(前出・B氏)
その後、B氏のもとには現役の女優である証しとなる出演作の写真などが送られてきたという。さらに、B氏が頻繁にLINEのやり取りを繰り返すうち、Sは経済的に困っていることを打ち明けてきたという。
「カードの支払いや、ケータイ通話料の滞納金、奨学金の返済など、月々の借金返済がかなりの額になると泣きついてきたんです。彼女から〈つきあったらどんないいことあるかな?〉とズバリお小遣いを要求し、愛人契約を持ちかけてきたので、これは脈ありだと思いました」(前出・B氏)
ここから愛人契約の交渉は、一気に具体化していく。
「私が、月にデートできる頻度やホテルなどに泊まれる回数、さらに生理中のセックスやコンドームの使用など具体的な条件を提示すると、彼女からはすぐに前のめりの返事が返ってきました」(前出・B氏)
Sが実際にLINEで返信した中身は、以下のようなものだった。
〈月に何回会えるかとかも実際仕事のスケジュールとかにも寄るし、忙しい時とかこんな私レベルでもあるから、月に何回会えるかとか数字を出しての約束できないな。でも0回とか1回とかはないよ?笑〉
条件さえ見合えば、愛人契約が成立するという前向きな様子がうかがえる。
さらに、生々しい返信が続いた。
〈生理中のエッチとかやだ! ゴムはつけてくれないと困ってしまうかな〉
かろうじて生理中のセックスと生挿入は拒むのだった。
そのうえで提示された条件は、冒頭のメールで示した「月40万円」という「お手当」だったという。
「正直高いなと思ったのが本音です。それでも、現役の女優とつきあえるのであれば、それぐらいの費用がかかるのも当然かもしれないとも思った。何とか力になれるように考慮して返信すると、しばらくしてSからは〈待ってる〉と好意的な返信がありました」(前出・B氏)