芸能

ピコ太郎に死角なし!「PPAP」が商標出願されても何も困らないワケとは?

20170130picotaro

 大ヒット中の楽曲「PPAP」のタイトルや、歌詞に出てくる「ペンパイナッポーアッポーペン」といったフレーズが、歌手のピコ太郎や発売元のエイベックスと何ら関係のない大阪府の企業から商標出願されていたことがわかった。

 もし商標登録が認められれば、「PPAP」の名称を使ったCDや関連商品が販売できなくなったり、使用料を要求される可能性を報じるメディアもある。だが実際には、ピコ太郎サイドは何も困らないというのだ。その理由を知財関連に詳しい週刊誌記者が解説する。

「今回のケースでは法律面から見て、ピコ太郎サイドに何の被害も及ばないのは明らか。それは『PPAP』が楽曲であり、著作権で保護されているからです。商標法の第29条では、他人の著作権に抵触する商標は使用できないと定められています。これを今回のケースに当てはめると、たとえ大阪の会社が商標の登録に成功しても、ピコ太郎やエイベックスに対して『PPAPを使うなら金をよこせ』と要求することはできないことになります」

 しかも最高裁の判決によれば、ピコ太郎側に対して「PPAP」の使用差し止めを求めることもできないという。つまりCDを売り続けることはもちろん、PPAPの名称を用いた関連グッズを作ることにも何ら障害はないというわけだ。

 とはいえ、当のピコ太郎は「人生っていろいろありますねえ」と語るなど、トラブルに巻き込まれて見通しが暗くなっている様子。ここはひとつ「暗い暗い暗い暗い、明るい~!」と、「ネオ・サングラス」ばりの明るい表情を見せてもらいたいものだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論