昨年末の紅白歌合戦に落選した和田アキ子の舌禍が止まらない。1月27日放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)では「もうちょっと大人の対応してほしかった」とNHKへの恨み節を口にし、次回の依頼が来たらという質問には「ありえない」と言い放つ始末。39回出場とお世話になった紅白に対して“後ろ足で砂をかける”ばかりの勢いなのだ。
一方で自身の冠番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)では、謹慎中の狩野英孝に生電話を掛けるよう出川哲朗に強要するなど、ワガママぶりが暴走している。多くの視聴者はそんな和田の舌禍や強権ぶりに呆れているが、こういった和田の振る舞いは一部の層には支持されているという。広告代理店関係者が言う。
「和田はこの4月に67歳を迎え、彼女の全盛期を観てきた視聴者の多くもいまや50歳オーバー。テレビや広告の分野では50歳以上の女性を“F3層”と呼びますが、高齢化の進む日本では15年の段階で、女性の2人に1人がF3層となっている。そんなF3層にとって和田の発言や行動は、様々な不満を代弁してくれているようなもので、彼女の意見に同意したり拍手を送っている人は意外と多いんです。それゆえ、『アッコにおまかせ!』も視聴率低迷と言われつつ、F3層に数字を下支えされ、打ち切りを免れているわけです」
今後ますます高齢化が進む日本社会において、タレントたちが生き残るにはいかにF3層に支持されるかが大事になってきそうだ。
(白根麻子)