爆笑問題がMCを務めるバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」(テレビ朝日系)が、2月13日の放送をもって終了した。事前に視聴者への説明はなく、突然の打ち切りだったという。
「最終回は、テレビ欄に“終”の文字や、番組で出演者からの挨拶などは一切なく、最後にナレーションが『視聴者の皆様、本当にありがとうございました。またいつか、お会いしましょう』と一方的に告げるだけで終了しました。この発表があまりに突然だったため、多くの視聴者は困惑することとなったのです」(テレビ誌記者)
後日、MCを務めた爆笑問題の太田光は、自身のラジオ番組で打ち切り騒動について触れ、「数字が伸びなかったんだよ」と、低視聴率が原因だったことを明かした。
そんななか「ぶっちゃけ寺」以外にも、様々な事情で打ち切りが囁かれている番組があるという。
「昨年の秋に始まったばかりのバラエティ番組『クイズ☆タレント名鑑』(TBS系)も、打ち切りが囁かれています。同番組は、日曜ゴールデンタイムの激戦区ということで視聴率が低迷。さらに1月22日を最後に放送されておらず、次回もTBSは『ピラミッドダービー』のSPを放送することで、このままひっそりと終了する可能性があるのです。一方、フジテレビも、古舘伊知郎がMCを務める『フルタチさん』が低視聴率を連発し、上層部が古舘サイドに打ち切り通告したと一部が報道。さらに香里奈主演のドラマ『嫌われる勇気』も、日本アドラー心理学会から内容に関して猛抗議を受けており、短縮打ち切りの可能性が浮上しています」(前出・テレビ誌記者)
テレビにおいて、低視聴率などが原因で打ち切られることは、仕方のない事情かもしれない。しかし番組を熱心に見ている視聴者としては、出演者などから最後の言葉が聞きたいというのが本音だろう。
(森嶋時生)