8月4日公開の映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」にて、片桐安十郎(アンジェロ)役を務める山田孝之のキービジュアルが2月23日に公開された。その山田を見た原作ファンからは、「こっちを主役の東方仗助にしろ!」との声があがっているというのだ。その真意を映画ライターが説明する。
「本作の主役はイケメン俳優界きっての棒演技で知られる山崎賢人。その山崎は女の子っぽいヤサ男で塩顔ですから、ハーフの仗助を演じるのは無理があると、キャスト発表当初から大ブーイングを受けていました。それに対して、山田は南米出身と間違えられそうな濃い顔つきが特徴ですし、演技の上手さはピカイチですから、彼のほうが仗助には合っているという声が大きいのです」
本作で山田が演じるアンジェロは血も涙もない最低の凶悪犯で、悪者役もこなせる山田にはピッタリ。ただその山田が仗助を演じる場合、ひとつだけ難点があるという。映画ライターが続ける。
「スクリーンでは大きく見える山田ですが、実際には身長169センチとごく平均的。しかし仗助は180センチ超と大柄なので、原作のイメージと変わってきてしまうのです。その点で山崎は178センチと背丈だけなら合格点。もっとも背丈以外に評価できる点は見つかりそうにありませんが」
人気マンガの実写化にはなにかと困難がつきもの。ともあれ本作では仗助の活躍よりも、山田・アンジェロの悪者ぶりに注目するのが良さそうだ。
(金田麻有)