現在放送中の「べっぴんさん」(NHK)、「精霊の守り人II 悲しき破壊神」(NHK)、「視覚探偵 日暮旅人」(日本テレビ系)、「真昼の悪魔」(フジテレビ系)と実に4本もの連ドラに“かけもち出演”している伊武雅刀。現在は俳優やナレーターとして活動しているが、過去にはアニメ「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統役などで声優を務めていたこともある。
「伊武に仕事をお願いすれば失敗することはない。これが業界内での定説です。それほど伊武は重宝されています。ただし声優に関しては仕事環境の劣悪さを体験したことから、現在は請けていないと聞いています。ドラマ出演もさることながら、昨年は1年間で『セーラー服と機関銃‐卒業‐』『後妻業の女』『真田十勇士』『ミュージアム』と映画4本にも立て続けに出演しました。伊武は現在67歳ですが、この年齢でここまで精力的に仕事をする俳優はほかにいません。だからまた伊武に仕事が集まるというスパイラル現象も起きているようです。耳に残るバリトンボイスとクセのある存在感で、どんな役柄でも伊武カラーに染めてしまうテクニックは、誰もマネできない伊武ならではの技術ですよ」(映画製作関係者)
今では決して考えられないほど破天荒だったラジオ番組「スネークマンショー」に伊武雅之名義で参加していた伊武。あの頃のパンクでラジカルな伊武を知っているオールドファンに、現在の伊武はどう映っているのだろうか。