金八先生から黄門様に! 人気時代劇の「水戸黄門」が10月に武田鉄矢の主演でBS-TBSにて復活することが決まった。武田は「好奇心旺盛で少々泥くさいぐらい人間味あふれる黄門様」を演じたいと気勢をあげているが、往年の時代劇ファンには拒否反応を示す人も少なくないようだ。テレビ誌のライターが首を振る。
「武田のイメージはやはり『3年B組金八先生』(TBS系)であり、ドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の名ゼリフ『僕は死にましぇ~ん!』で止まっているんですよ。いくら威厳を込めて黄門様を演じても、あの姿を思い浮かべるとシリアスさを感じられなくなる恐れがあります。4月に68歳を迎えるとはいえ、固定されたイメージを覆すのは難しいかもしれません」
そんな心配の声があがる一方で、今回の武田黄門様を楽しみにしている人たちもいるようだ。それどころかむしろ「待ってました!」くらいの勢いだというのだが、その声について芸能ライターが語る。
「モノマネ芸人にとってはまさに千載一遇のチャンスでしょう。武田鉄矢と言えばモノマネの超定番ですが、若者には何のマネなのかが理解できないうえに、そもそも武田のことを知らない若者も少なくありません。それが『水戸黄門』に注目が集まることで、武田にもあらためてスポットライトが当たるはず。これで金八先生のモノマネもあと十年は余裕で続けられそうです」
果たして武田黄門様にはどれくらいの注目が集まるのか。モノマネ芸人からの熱い視線が注がれることは間違いなさそうだ。
(金田麻有)