J2横浜FCに所属するキングカズこと三浦知良選手が3月25日、対徳島戦に出場。Jリーグ最年長出場記録を50歳と27日に更新した。残念ながらゴールはならず、Jリーグ最年長得点記録更新はおあずけとなった。出場、ゴール共に最年長記録に関してはライバル不在だったカズだが、ここに来て思わぬ伏兵が現れた。
「それはJ3藤枝MYFCのGKコーチ、シジマールです。シジマールは1990年代に清水エスパルスで活躍し、長い手足から『クモ男』の愛称で呼ばれました。覚えているサッカーファンは多いでしょう。現役引退後、柏や神戸などでGKコーチを務め、今は藤枝MYFCでGKコーチを務めています。彼は現在54歳。出場すればカズの最年長出場記録を抜くことになります」(スポーツ紙サッカー記者)
とはいえシジマールはGKコーチ。出場はありえないはずだが‥‥。
「J1であれば通常4人のGKが所属していますが、藤枝は3人しかいません。そのうちの1人が負傷で離脱したため、第3GKがいなくなってしまったんです。そこで苦肉の策としてコーチのシジマールを選手登録するようです」(前出・スポーツ紙サッカー記者)
第3GKはバックアップ要員。出場登録されるのは2人で第3GKがベンチ入りすることはほとんどなく、まして試合出場となれば絶対にないといってもいい。可能性はゼロではないとはいえ、カズの偉大な記録が破られることはないだろう。
「仮に最年長出場記録が破られたとしても、カズにはまだ最年長ゴール記録があります。さすがにGKのシジマールがゴールを決めることはないでしょう(笑)」(前出・スポーツ紙サッカー記者)
もっともカズなら54歳までプレイを続けて、記録を更新してくれそうだ。