爆笑問題の太田光が14日未明、ラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBS)に出演。前週の放送で、NHK総合「初笑い東西寄席」に出演した際に、事前に政治ネタをボツにされたと話した件について、再び説明した。
「7日のラジオで相方の田中(裕二)さんが『政治家さんのネタは全部ダメと言われた』と話したのが事の発端。これに対し、NHKの籾井勝人会長が定例記者会見で『品性がない』と言及した事を受け、太田さんは『同様の事は民放でもある』『別の局でチクる俺たちが卑怯』と話しました。籾井会長はシャレのわかる人だということも、会った時のエピソードをまじえて話しました。毒舌で知られる太田さんのこの発言に『NHKを敵に回すのはマズイと思ったのか?』という声もありますが、そもそも田中さんが言い出したこと。太田さんは籾井さんに気に入られているようですし、ああいう失言タイプのオジさんが嫌いじゃないんですよ」(テレビ局社員)
大東文化大学第一高校時代は友達が一人もいなかったという太田。通学のため東武東上線・成増駅で下車しては、同じルートでただ帰るだけの日々を過ごしていたあるとき、変化が起きたという。芸能関係者が語る。
「高校は、東上線のほか都営三田線・西台駅から通学する生徒もいるのですが、ある日、太田の耳に『西台のロケットに行った』という声が聞こえたというんです。ロケットとは当時、秋葉原で名の知れた家電量販店のことで、『それが西台にあるわけないだろ?』と思い、初めて寄り道して西台に行ったんだとか。行くと実際にあり、店内をウロウロしているとオジさん店員が話し掛けきた。その時はすぐに帰ったものの『冷やかしだと思われたくない』と思った太田は翌週も行き、おもしろい人だったのでよく話しをするよう関係になったとか。『その頃は、親父をおそれて話せなかったから、親父と同年代の男性と話すことでそれを補完していたんだと思う』と言ってましたね」
故・立川談志に可愛がられていたことで知られる太田だが、NHK籾井会長同様、どうやら高校時代から同年代よりオジさんと相性がいいようだ。