昨年12月、先輩アナとの局内スキャンダルが発覚したテレビ朝日・田中萌アナ(25)。降板から3カ月、深夜バラエティで返り咲いた、したたかな胸の内とは?
3月24日、田中アナが久々に画面に姿を現したのは「バクモン学園」(テレビ朝日系)なる深夜バラエティ番組だった。
赤縁メガネにグレーのスーツ姿という落ち着いた格好の田中アナは、かつて、テレ朝きっての清純派アナを象徴したおかっぱストレートの髪を肩まで伸ばしたソバージュヘアに変身。顔つきも謹慎明けとは思えない血色のよさだった。
番組冒頭で、司会の爆笑問題・太田光に、
「紹介したい新人の子がいる」
と促されると、
「副担任を務める田中萌です」
と台本どおりに自己紹介。騒動後、初めての顔見せだけに、その発言が注目されたが、
「たいへんお騒がせしました」
と、当たり障りのないコメントだけで切り抜けた。
芸能デスクが語る。
「番組では太田が山口もえ(39)と結婚した相方の田中を指し『こいつの奥さんと同姓同名』とお茶を濁しただけで、騒動にはまったく触れなかった。不倫相手の同僚・加藤泰平アナ(33)とともに出演していた、早朝番組『グッド!モーニング』の芸能コーナーではゲス不倫騒動などをたびたび取り上げていただけに、完黙とはいただけない」
しかし、芸能レポーターの城下尊之氏は援護する。
「本来なら爆笑も不倫問題をいじりたかったのでしょうが、タレントならおもしろおかしくネタにできるが、局アナではそうはいかない。そもそも、男子アナと違い、女子アナの賞味期限は短い。早期復帰させるしかなかったのでしょう。朝の番組では主婦層から反感を買うため、深夜バラエティでの復帰が選択されたわけです」
30歳定年説がささやかれる女子アナだけに、問題があってもサッサと再登板がテレビ界の定石なのだという。
謹慎中の田中アナの様子を局関係者が明かす。
「もとより早期復帰は既定路線でしたが、上司が田中アナに声をかけると『自宅で発声練習をしています』とハキハキ猛アピールしていました。局内でも、会議室に1人でこもって発声練習をする田中アナの姿がよく目撃されていました。不倫に関しては『相手の男が悪い』と、田中アナに同情する声が多い。謹慎中も早朝番組を担当していた頃と変わらず1日1食の生活。朝早く出勤して、拭き掃除をするなど雑務を一生懸命こなしていました」
一方、お相手の先輩アナはスポーツ局に異動というからしたたかすぎ。
それでも女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏が、再ブレイクを予言する。
「同じ深夜枠で復帰するなら、夏目三久をコンドーム騒動から再生させた有吉&マツコの番組でもよかった気がします。とはいえ、今後バラエティ番組で活躍するには、不倫ネタはともかく、セクシーさが不可欠。その点、田中アナは美顔の下に、意外にむっちりした肉づきのいいボディを隠し持っている。それに、不倫密会現場を激写された時の、男を惑わすオンナの顔が忘れられない。この秘めた妖艶さがアピールできれば、バラエティアナとしても間違いなく通用するハズ」
清楚な顔からオンナの顔に──一皮剥けた田中アナの本格復帰に期待しよう。