能年玲奈から改名した女優の「のん」が、完全復帰に向けて着々と足元を固めているようだ。4月3日に行われた岩手銀行の入行式に出席したのんは、同行のイメージキャラクターに就任。彼女が出演するテレビCMの放送も始まった。
そののんは3月15日から放送されている「LINEモバイル」のテレビCMにも出演中。いずれも一部上場企業の大手通信会社と地方銀行にて“企業の顔”として採用されたことになる。そんなのんの現状についてテレビ誌のライターが指摘する。
「東京のキー局ではいまだに“のん”をほとんど取り上げていませんが、県庁が彼女を応援している岩手では事情が異なります。岩手銀行の入社式は全局でニュースとなり、のんのスピーチもそのまま放送。2月20日には岩手朝日テレビの開局20周年記念番組『賢治文学とクラシック~のんが解くダダダダーン~』に出演したほか、3月25日にはテレビ岩手が主催する『わん博2017』にも出演しています」
ただ、のんに関しては前所属事務所との契約問題が解決しないうちは、キー局の番組に出演できないとの噂も根強い。その点について前出のテレビ誌ライターはこう指摘する。
「テレビ局に対して最も強い立場を持つのはCMのスポンサー企業。だからLINEモバイルのテレビCMはキー局でもそのまま放送されています。連ドラのメインスポンサーを務める大企業がのんをCMに起用した暁には、彼女の主演ドラマができても不思議はありません」
岩手銀行のほか、JA全農いわての宣伝本部長として県産米の宣伝にも勤しんでいるのん。次は何のCMキャラに就任するのか、目が離せないところだろう。
(金田麻有)