開幕直後の3月31日、栗山英樹監督(55)は大谷がブルペン入りしたことを明かし、「明日投げてもおかしくない」と、今シーズンも二刀流を続けることを示唆している。
しかし角氏は、「同じピッチャーとしてほれぼれする球を投げている」と魅力を語る一方で、1年でも早い打者専念を提案するのだ。
「人の半分しか練習しておらず、おまけに筋肉のつき方は投手のもの。それでこれだけの打撃ができるんですよ。以前から常時三冠王を狙える逸材だと言ってきましたが、打者向けのトレーニングに専念すれば歴史的な成績を残せると思います。最低でも3割5分、50本、130打点は行きますよ。シーズン本塁打記録60本ばかりか、今からでも王さんの868本の通算本塁打記録、そして張本さんの3085本の安打記録も抜けると思います」
なんと球界のレジェンドたちを超えた存在に君臨しうるというのだ。
「今後のプロ野球界の評価基準を作ってしまった、とんでもない選手です。今後も偉大な選手が台頭してくると思いますが、たとえ早稲田実業の清宮くんがプロ入り後、打者で大谷と並ぶ記録を打ち立てたとしても、『大谷は165キロ投げられたし‥‥』となってしまう。よく選手をたたえる表現で『何十年に1人』と言いますが、大谷は日本プロ野球史約80年で初の存在であり、この枠に当てはめることはできません。のちに大谷みたいな選手が出てきて初めて何年に一度と言えます」(角氏)
すでに未来の球史にまで影響を及ぼす存在になったというわけだ。
一方で、早ければ今オフにもポスティングシステムを利用してのメジャー移籍がささやかれている。
そのため大谷の周囲には、代理人契約を狙うエージェントの関係者はもちろん、独占取材をもくろむマスコミなどが次から次へと集まってくる。
「フジテレビは、昨年10月に『スポーツLIFE HERO’S』でキャスターを務める加藤綾子(31)による独占インタビューを実現させました。かつてダルビッシュや片岡治大(34)らと噂になったカトパンだけに、大谷もターゲットなのでは、と危惧する関係者も。
「『ド派手なリップクリームとキラキラした目つきは取材者ではない』との声も上がりましたが、心配は杞憂に終わったようです」(スポーツニュース関係者)
しかし、大谷の取り込みに躍起なフジは二の矢を放ってくるともっぱらだ。
15年の成人式ですでに大谷と1枚の写真に収まっている美女モデルが4月、フジテレビにアナウンサーとして入社した。
「久慈暁子アナ(22)は大谷と同い年なうえ、同郷の岩手出身です。2人の気持ちは別として、以前から周囲がくっつけたがっていました。フジが大谷を囲い込むために入社させた即戦力とも言われる。ただし大谷は、露骨に接触されることを嫌がりますけどね」(前出・スポーツニュース関係者)
大谷が見据える野球道の先に、待ち構える「女難」はあるか──。