4月10日、フィギュアスケート選手の浅田真央が、自身のブログで現役引退を発表した。
引退発表の2日後に開いた会見で、報道陣を前に「新たな目標を見つけて、笑顔で前に進んでいきたい」と語った彼女。惜しむ声に加え、国民栄誉賞待望論まで飛び出すなど、現役引退に際し、あらためて彼女の人気の高さが浮き彫りになった。
そんな浅田を巡り、テレビ各局の動向が極めて慌ただしくなっている。
「引退発表直後から、民放各局がスポーツキャスター就任の熱烈オファーを浅田さんに送っているんですよ」と語るのはテレビ関係者。
「各局のスポーツ局長ら幹部らによる“真央詣で”が連日続いています。現在、有力視されているのがフィギュア中継で浅田さんと繋がりの深いとテレ朝とフジ。両局とも引退特番を放送しましたが、これは浅田さんへのアピールの側面もあるでしょうね」
日に日に激化する「キャスター争奪戦」だが「最終的にフジが勝利する事になるのでは」と同関係者は言う。
果たして、フジ有利の理由とは──
「彼女が12歳の時から取材している東海テレビの渡辺克樹ディレクターの存在です。東海テレビはフジ系列で、12日放送のフジの引退特番でも渡辺ディレクターがインタビューを手がけました。義理堅い浅田さんのことですから、キャスター就任はフジで決まりだと思います」
各局がしのぎを削る浅田真央争奪戦。果たして、その結果は?
(白川健一)