4月20日、小栗旬主演のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ系)第1話(11日放送)の総合視聴率が、23.6%だったと発表された。総合視聴率とはリアルタイムとタイムシフト視聴を合計したもので、同作品はカンテレ制作ドラマにおいて歴代最高を記録したという。
「カンテレ制作によるこれまでの最高総合視聴率は、草なぎ剛主演『嘘の戦争』(フジテレビ系)最終回の19.9%でしたが、『CRISIS』はそれを大きく上回りました。同作品は、ドラマファンから圧倒的支持を受ける小栗主演『BORDER』(テレビ朝日系)や、岡田准一主演『SP』(フジテレビ系)の脚本家・金城一紀が手がける骨太刑事ドラマということで、録画してじっくりと楽しむ視聴者も多いようです」(テレビ誌記者)
「CRISIS」は、これまでの警察ドラマの常識を越える、規格外の事件に挑んでいく主人公たちの姿が視聴者から注目を集めている。
そして18日に放送された第2話では、未成年のカラダをむさぼる施設に、政治家などのVIPが出入りしていたことを刑事が突き止めるも、国家権力によって握りつぶされる様子が描かれた。
そんな物語に内容が過去、日本で起きた実在の事件と酷似しているとして視聴者の間で大きな話題になっている。
「2003年、女子小学生が誘拐・監禁されたことで、その背景に『プチエンジェル』という児童のカラダを買うデートクラブがあったことが明らかになりました。そして今回のドラマでは、事件を追っていたジャーナリストが殺されたり、権力者が関わっていることなど、ストーリーが一部憶測として囁かれているような流れだったため、視聴者からは『凄い。どう見てもプチエンジェル事件をモデルにしてる』『攻めすぎだろ。日本のドラマを見直したわ』『よく映像化できたな』と驚きの意見が殺到しました」(前出・テレビ誌記者)
また今回のドラマによって事件を知った視聴者は「知らなかったから事件をネットで調べたけど怖すぎる」と、戦慄するコメントも多くみられた。
次回以降、「CRISIS」がどのようなストーリーを描いていくのか、ドラマファンからさらに注目を集めていきそうだ。