4月16日、格闘技特番「RIZIN」を放送したフジテレビ。放送決定後から何度も番宣を放送し、同局が大いに力を入れていたものの平均視聴率は5.4%と惨敗を喫してしまった。
昨年の年間視聴率は前日、ゴールデン、プライムのいずれも民放4位に沈み、早急なテコ入れに動いている同局。4年前に就任した現社長の亀山千広氏の解任がいよいよ現実味を帯びてきている。
「社内では次期社長の話題で持ちきりですよ」と語るのは同局の30代社員である。
「週刊誌にも書かれているように、次期社長候補は2人に絞られたと言われています。ひとりは遠藤龍之介専務取締役。作家の遠藤周作の長男で、広報のエースとして活躍してきた人です。もうひとりはドラマのヒットメーカーとして知られている大多亮常務取締役。大多さんは4年前にも“次期社長の最有力候補”と呼ばれていて、次こそ社長かと噂されているんです」
社内外から注目を集める同局の次期社長争いだが、内部からは不安の声も──。
「『もし新社長に大多さんが選ばれたら大変だ』と戦々恐々としているスタッフもいますよ」
なぜ、大多氏は恐れられているのだろうか?
「大多さんは現社長の亀山さんと長年のライバル関係。大多さんがトップの座についたら、現体制からの脱却をアピールするため、いま放送されている番組が続々と打ち切りになるのではと予想されているんです。バラエティだと『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』などは真っ先に“粛清”されると言われていますね」
間近と囁かれるフジテレビの新体制樹立。新社長となるのは遠藤氏か大多氏か──。
(白川健一)