社会

これが中国と韓国をねじふせる絶対的証拠だッ(1) 「日本領と明記」の地図を中国政府が発行していた

 これはタッグを組んでいるのではないか。そう思わせるほど、中国と韓国による我が国の領土横取り攻撃が、波状的にエスカレートしている。だが両国ともに、身勝手な主張を押し通すだけの根拠も歴史的事実も持ち合わせてはいない。あるのは「尖閣諸島も竹島も日本の領土」という絶対的な物証だけ。それを一挙公開する。

「工作員が古書街で全冊買い占め“焼却隠滅”」

 終戦記念日に魚釣島に上陸し逮捕された香港の活動家が、不敵にも10月の再上陸を予告。中国の意向を受けた香港政府が再び出航を容認するのか、要注視だ。だが、その前にこれを読めば、尖閣諸島を乗っ取ろうとする中国側の論理と大義は消滅するはずである。

 国内有数の古書店街、東京・神田神保町。90年代終盤以降、ここに怪しげな中国人がたびたび出没し特定の古書を探し回る姿が目撃されている。「中国政府が過去に発行し、日本に出回っている古地図を買いあさるのが目的です。これは中国の国家プロジェクトであり、いわゆる工作員の仕業なのです」

 こう話すのは、8月に「反日の正体」(文芸社文庫)を出版した、中国事情に詳しいジャーナリスト・西村幸祐氏である。いったい何のための怪行動なのか。

 先頃上梓した著書「ひと目でわかる日韓・日中 歴史の真実」(PHP研究所)で領土問題のさまざまな「動かぬ証拠」を提示している近現代史研究家でジャーナリストの水間政憲氏は、この「工作活動」の現場を取材していた。

「ポケットに100万円単位の札束を突っ込んだ中国人が、古地図を置く店を探しては、都合の悪い表示がある地図を買い占め焼却隠滅しています。私はある女性店主にそう聞きました。その結果、中国人が出入りできるところにある古地図は全てなくなった」

 中国が血眼になって焚書する「都合の悪い表示」の地図の一つが、北京市地図出版社が発行した「世界地図集」である。水間氏が続ける。

「1960年時点、この地図では『尖閣群島・魚釣島』と日本名で表記され、尖閣諸島は日本のものとなっている。中国で作っている地図は皆、国定ですから、中国政府が認めていたことになります」

 こんなものが大々的に流通すれば、中国の「尖閣は自国の領土」との主張が根底から崩れ去る。そこで中国は「証拠」の処分を図り、さらにとんでもない行動に出た。

「中国は領土問題でワンワンほえていますが、何が都合の悪いものかを知っているんですよ。87年に中国で発行された『中国歴史地図集』を見てください。唐や清の時代ごとの地図を復元した地図集ですが、これは清時代のものとなっている。しかし、いつの間にか『釣魚島』と中国名表示になっており、カッコ書きで『福建』とある。尖閣諸島が清朝時代から統治していた福建の行政区であったかのように偽装してあります。復元ではなく歴史の捏造ですね、これは」(水間氏)

 都合の悪い地図を消し、都合のいいものと差し替える。実に姑息かつ無節操なやり口は、中国が南沙諸島(フィリピン、ベトナムに挟まれた海域)へ侵入していった時とよく似ている。前出・西村氏が説明する。

「まず中国の工作漁船が、その海域で座礁したといって停泊し、明や清時代の貨幣や物品を海に投げ捨てました。それを拾い上げて、『この時代からすでに中国人が実効支配していた』と、捏造した証拠でフィリピンに詰め寄ったわけです」

 中国が尖閣領有権を主張し始めたのは69年。周辺海域の海底調査で大量の石油、天然ガスの埋蔵が発表されたとたんに騒ぎだしたのだ。それ以前は一度も領有権に触れていない。まさに打算的かつ強欲なのだ。

 69年以降、実は中国に先駆けて台湾も領有権に言及している。それ以前の65年に台湾で出された地図(台湾国防研究院・中国地学研究所発行)では尖閣と表記し、台湾と与那国島間の国境線も台湾側に弧を描いて引かれている。日本の領土と認定していた証拠だ。だが87年発行の教科書「国民中学 地理」では、台湾の呼称「釣魚臺列嶼」に変更されている。これもまた中国同様、歴史の捏造なのである。

3億人の中国人が騒然と…

 動かぬ証拠は地図以外にもあった──。

 1895年、尖閣諸島が無主の地であることを確認した日本政府は、領土編入を閣議決定。魚釣島にはカツオブシ工場が建設され、250人余りが生活するなど、中国や台湾が口を挟む余地など皆無だった。

 1919年、中国船が尖閣諸島沖で遭難し、魚釣島に漂着した乗組員31人が島民に救助された。これに対し、中国(当時の中華民国)から日本に感謝状が贈られた事実がある。石垣島の市役所に保存されていたこの感謝状を最初に発見したフォトジャーナリストの山本皓一氏は言う。

「感謝状には遭難現場として『沖縄県八重山郡尖閣列島』と書かれてありました。この公文書こそが中国の認識を示す物証であり、尖閣諸島は日本領であると、明確に宣言していることになります。でも現在の中国では、そんな歴史はないことになっているんですよ」

 日本語訳してみよう。

〈中華民国八年(大正八年)の冬、福建省恵安県の漁民、郭合順ら三十一人が海上で暴風の難に遭って漂流し、日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内の和洋島(魚釣島の別称)に漂着した。

 その際、八重山郡石垣村役場の玉代勢孫伴君らが熱心に救護にあたってくれ、遭難漁民を故国に生還せしめるまで世話をしてくれたことに深く感謝し、ここにこの感謝状を贈る。

 中華民国長崎領事 馮冕中華民国九年五月二十日〉

 中国の「意思」は明確である。これでも中国政府は過去の史実を無視し、奇天烈極まる独自の論理で応戦するというのか。

 これだけそろう「絶対証拠」は、確実に中国を追い詰めている。中国・広東省の民間企業役員が8月24日、中国版ツイッターに衝撃の事実をアップしたのだ。根拠としてあげたのは中国のメディア「人民日報」の53年1月8日付の紙面記事。その内容は次のとおりだ。

〈琉球群島(沖縄)は台湾の東北に点在し、尖閣諸島や先島諸島、沖縄諸島など7組の島嶼からなる〉

「さらにこの役員は、中国政府が発行した53年、58年、60年、67年の地図も示した。そこには『尖閣群島』『魚釣島』の表記がありました」(外信部記者)

「月刊中国」発行人の鳴霞氏も言う。

「これをあおるようにニュースサイトに転載されたことで2億~3億人の中国人が閲覧しています。これらの資料で『人民日報は記事が本物か答えよ』などと、騒然となっています」

 先の役員が「中国政府はこれでも我々の領土だと言えるのか」と投げかけた疑念に、「資料を見て尖閣諸島が日本領だと明白にわかった」「知識のない大衆が中国共産党に踊らされていた」と賛同者が相次ぎ、

「こうした情報が中国人民に繰り返し提供されると、尖閣デモが共産党打倒デモにすり替えられる可能性も出てきます」(鳴霞氏)

 台湾にも変化は見られるのか。台湾研究フォーラムの永山英樹会長は言う。

「今の国民党政権は、基本的には中国と同じスタンスです。が、親日の国なので『連共抗日はしません』と、どっちつかずでよくわかりませんが、李登輝元総統が言っていたように、『どう見ても日本の領土』との見方がネットなどでも広まってきています」

 もはや反日感情だけで突っ走ることは不可能。中国が屈する日は近いのだ。

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