5月9日、フジテレビ・亀山千広社長の退任が決まった。
「就任以来、低迷視聴率脱却を目指したが、逆に昨年はついにTBSに抜かれ年間視聴率は民放4位。振り向けばテレ東が現実となってきた。すでに退任は既定路線だったので、6月の株主総会での混乱を避けるために、早期交代を発表したようだ。もっとも局内では亀山社長が最後までこだわった月9枠のドラマ『貴族探偵』がついに視聴率一桁に落ちたことが最終的にダメ押ししたと囁かれています」(フジテレビ関係者)
亀山氏といえば、「あすなろ白書」や「ロングバケーション」などの「月9」ドラマをプロデュースし、フジテレビ黄金期を作ったが、ここ数年はヒット作が生まれていない。それでも今回の「貴族探偵」では、「月9」30周年を記念し、主演・相葉雅紀の脇に中山美穂、仲間由紀恵など豪華キャストを配して勝負をかけたが見事に撃沈。
「とはいえ、すでに夏には山下智久、秋には木村拓哉の『月9』主演が決まっています。特に絶対に数字を落とせないキムタク主演ドラマは共演女優のキャスティングが毎回悩みどころになっている。1月の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)では、綾瀬はるか、北川景子などめぼしい女優に共演をソデにされ、1周回って竹内結子に落ち着いた経緯がある。視聴率死守のためには、一部で話題を呼んでいるテレ朝の『やすらぎの郷』のようにかつての共演女優を登場させるプランが秘かに進行しているようです」(前出・フジ関係者)
山口智子、松たか子…、共演女優が勢揃いすればキムタクはやすらげるかも。