嵐の相葉雅紀が主演を務める月9ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)の視聴率が伸び悩んでいる。5月22日放送回の視聴率は7.5%と第6回にして最低を更新。そんなこともあってか、長い歴史を誇るフジテレビのこの看板枠にも変革が迫られることになりそうだという。
「そのきっかけは、ドラマ畑出身の亀山千広社長の退任が決定したことです。亀山社長は『あすなろ白書』や『若者のすべて』、『ロングバケーション』で木村拓哉を起用し、人気俳優へ押し上げました。しかし、今回の退任と時を同じくするように、木村が出演することが内定していた10月期の月9への出演が流れたと報じられたのです」(週刊誌記者)
このことから「貴族探偵」の不振と相まって、木村だけでなくジャニーズ離れに舵を切ったのではないかと言われているのだ。
「とはいえ、ジャニーズのタレントには熱烈なファンがついていますからね。放送時の視聴率は低くても、録画視聴も含めた総合視聴率やDVDになってからの売り上げも見込めます。もし本当にジャニーズと距離を置くとしたら、それは低視聴率の責任がジャニーズにあると言っているように取られても仕方ありません。『貴族探偵』にしても、相葉を起用したことが、伸び悩みの原因ととらえているとしたら短絡的な判断じゃないですか。同じシナリオで同じ共演者で、相葉だけを代えればもっといい数字が取れたというわけではないでしょうからね」(芸能ライター)
局全体が低空飛行を続けるフジテレビ。何でも変えればいいというものでもなさそうだが。
(伊藤その子)