翌88年、ドラマ「男女7人夏物語」(TBS系)で意気投合したさんまとの結婚を発表。ドラマの設定を地でいく丁々発止のやり取りから、「おもろい夫婦」とも言われたほど。
当時を取材したベテラン芸能記者が述懐する。
「前夫の一周忌が済まないうちに結婚を発表したのは、妊娠が発覚(最初の子は流産)したためです。その後、長女・IMALUを無事出産しているが、大竹は意外に束縛したがるさんまにげんなりし、ほどなく別居状態となった。それでも、自身が継母に育てられたさんまは、義理の息子を特別にかわいがり、離婚には踏み切らなかった。しかし、大竹の“ある行為”にさんまの堪忍袋の緒が切れたのです」
それが93年発売の篠山紀信氏の撮影によるヘアヌード写真集「闇の光」だった。
「当時から芸能界では指折りの稼ぎ頭のさんまを夫に持ち、しかも小学生と幼稚園児の2児の母である大竹が脱ぐ必然性はまったくなかった。一説では、篠山氏から写真集の話を口説かれていたが、先にヘアヌードを出した樋口可南子(58)に強烈なライバル心を抱き、『私が一番じゃないなんて!』と激しく憤っていたと言われている」(芸能記者)
さんまの次は野田氏と事実婚。東京・世田谷の豪邸で一家4人が同居した。
「つかこうへい氏、蜷川幸雄氏、三國連太郎ら今は亡き大御所から、野島伸司氏(54)、松尾スズキ氏(54)まで、自分にはない才能の持ち主には自分から果敢に攻めるタイプ。『私だったらこう演じてみたいんだけど』とゆったり演技論トークを始め、相手が気を許すと、今度はしつこく追い回す。大女優の大竹に甘えられると誰もがソノ気になってしまう。共演者と次々に浮き名を流すあたりは松田聖子(55)に似ていますが、聖子は沙也加に愛人だったジェフをパパと呼ばせたのに対し、野田氏に『パパと呼ばれたい』と言わせた大竹はさすが」(芸能デスク)
芸能レポーターの城下尊之氏が大竹の男半生をこう見抜く。
「彼女はさんまと結婚したことでバラエティ番組のトークもうまくこなせるようになり、野田氏との事実婚で舞台女優としての才能をますます伸ばしていった。つまり、才能ある男のいいところをすべて吸収してしまう吸血鬼のような女優なんです。しかも、最初の服部氏との結婚は5年、さんまは4年、野田氏とも5年と長く続かないのが特徴です。彼女とつきあう男に『5年周期説』がささやかれるのは、どんな才能あふれる一流の男でも5年で吸い尽くしてしまうからかもしれません」
アラ還でも、いまだに豊川悦司(55)、嵐・松本潤(33)、RADWIMPS・野田洋次郎(31)など年下男との噂が絶えない魔性の女。ミーハーな下心を常に持ち続けるところも演技派女優の真骨頂のようだ。