これはある意味、斬新!? フジテレビが報じた特集が話題を集めている。
話題になっているのは6月8日放送の同局朝の情報番組「とくダネ!」だ。同回では「拡散“フェイクニュース”の脅威」と題して、ネット上のデマ情報の見分け方を紹介する特集を放送。
その見分け方というのは「タイトルが過激ではないか?」「信頼性のある出典かどうか?」など、4つほどポイントを紹介している。
しかし、視聴者からは「これは自虐ネタかな」「フジテレビからは嘘情報の見分け方を教わるのもちょっとな(笑)」「自分たちが誤報を報じたのはなかったことにしてるの?」などといった声が上がるなど、フジテレビが今回の特集を放送していることについて失笑が巻き起こっている。
「フジテレビといえば、先月28日に放送された『ワイドナショー』で、ネット上のネタツイートを引用し、宮崎駿監督が実際には発言してはいない引退発言集を紹介。それを翌週の4日放送で謝罪し、レギュラーコメンテーターのダウンタウン・松本人志が『今度こういうことがあったらワイドナショーを降りようと思っている』と、遠回しにスタッフに緊張感を持つように伝えました。しかし、6日放送の『ノンストップ!』では、これまたネットのネタ画像に釣られて、人気の氷菓『ガリガリ君』(赤城乳業)で、『火星ヤシ味』という実在していない味を紹介するなど、ここ最近で最もネットの嘘情報に踊らされているのはフジですからね。今回の特集はネット監視を専門的に行っている企業の調査をもとに行っているもので、フジが独自にまとめたものではないですが、さすがに説得力はゼロですよね」(エンタメ誌ライター)
とはいえ、こういった特集を組んだことである意味、自分たちへの戒めにはなったはず。次にまた同じことがあった時にはボロクソに言われるのは間違いないだけに、スタッフは責任をもって仕事に取り組んで欲しいものだ。
(田中康)