では、実際の米国株の動向はどうなっているのだろうか。試しにワンタップバイで取り扱っている、SNS最大手「フェイスブック」株でシミュレーションしてみよう。
昨年12月30日に115.05ドルだった株価は、6月23日は155.07ドルまで上昇。お試しで1000円で買った場合、手数料を考慮に入れなければ約34%アップの348円の利益が出ている計算。もし1万円、10万円で投資していたら10倍、100倍と利益が膨らむことは投資初心者でもおわかりだろう。今時、小遣いの減額に悩まされるサラリーマンにとっても米国株は、「今が買い」と言えるだろう。
「実際、今年1月25日、NY株式市場でダウ平均株価が史上初めて2万ドルの大台を突破すると、トランプ大統領は自身のツイッターに喜びの声を投稿した。その後も投資家の積極的な買いによって上昇ピッチは緩まず、『トランプ相場』は続いています。トランプ氏の信頼しだいで相場は左右しますが、すでに市場はトランプ離れを織り込み済みというのがコンセンサスとなっています」(株式ウオッチャー)
さらに、投資家が気になるのは売買手数料だろう。ワンタップバイで米国株を買う時はスプレッド(手数料に相当するもの)が発生する。例えば1万円分の株式を買った場合、85円のスプレッドがかかる計算だ。広報担当者が説明する。
「スプレッドに関して、他の証券会社と比べて安いか高いかの議論があります。米国株を取り扱っている証券会社で30万円ぐらいまでの売買なら、1回の取り引きではワンタップバイが圧倒的に安い。証券会社でターゲット層は違うので、少額で買ってみるなら弊社を使い、高額取引がしたくて手数料が気になる方は、他の証券会社を使ってみるのもいいかもしれません」
さらに、よりリスクを抑えたい投資家には、「分散投資」がオススメだ。ワンタップバイの場合、3万円あれば、取り扱いのある30銘柄全てを“大人買い”することもできてしまう。
「初めて株取引をするお客様の中には、買った銘柄が5日ぐらい下がっていると、自分には才能がないと思ってやめようとする方もいます。それは才能というよりタイミングもあるので、まずは好きな銘柄で別々の業種を5つほど買ってみて、どのように利益や含み損が出るのか、値動きの様子を見ながら銘柄を選定するのもいいと思います」(前出・広報担当者)
これまでもミニ株などでの少額投資ができる証券会社もあったが、ここまで投資初心者向けに特化したサービスならば、日本でもなじみの薄い米国株がより身近になるに違いない。17年下半期も「トランプラリー」と呼ばれた株高は続くのか。宇都宮氏はこう予測する。
「米国では著名な投資家がダウは下がると見てポジション調整の動きもあり、いったん崩れる場面も見られそうです。依然として米国と北朝鮮の関係はきな臭い状況のため、軍事関連銘柄の『ボーイング』に注目しています」
「1000円」の株式投資から、億を稼ぐスゴ腕投資家が誕生する日も近いかもしれない。