“文春砲”を浴びて疑惑が噴出したメンタリストのDaiGo氏(30)。大学教授としても教鞭を執るかたわら、「恋活アプリ」の監修を手がけ、交流に飢えた男女たちをアシストしていた!
慶應大学在学中から心理学や読心術などを利用したパフォーマンスを武器に、バラエティ番組で脚光を浴びたDaiGo氏。今では心理学を応用したコンサルティングや講演活動など、活躍の場を広げている。
そのDaiGo氏が、中学生と不適切な行為をしていたとして、当事者である元恋人が、12月1日発売の「週刊文春」誌上で、未成年時の“情事”を赤裸々に告白したのだ。このスキャンダルは、ある上場企業にも飛び火する。
「文春の発売日にゲーム事業などを手がける企業の株価が乱高下して、投資家の間に動揺が広がりました。同社の子会社にDaiGo氏が資本参加していることが影響したという声も出ています」(経済誌記者)
いつでも冷静沈着なメンタリストでも、さすがにメンタルが参ってしまったのか、毎日のように更新していた自身のツイッターは沈黙を貫いたままだ(12月8日現在)。
逆風が吹く一方で、DaiGo氏が監修した恋活アプリ「with(ウィズ)」が、“出会い”を目的とした男女の間で株を上げていた。出会い系事情に詳しいフリーライターの吉岡幸二氏はこう説明する。
「『with』はマッチングアプリと呼ばれるもので、相手の顔写真を見て気に入れば、『いいね』を押します。その相手も自分に『いいね』を押したら、トーク機能でメッセージを送り合えるようになります」
最近の「出会い系」は、このマッチング機能を利用したアプリが主流で、同アプリには20代の女性が殺到しているという。前出・吉岡氏が続ける。
「他の運営会社と違うのは、DaiGo氏の心理テストを売りにしているところ。それを目的に若い女性利用者が増えていることで、男性にも出会いのチャンスが広がり、注目が集まっているのです」
「with」のホームページを見てみると、
〈メンタリズムをベースにしている「with」は、ただ登録されている異性を紹介するのではなく、最適な異性との出会いをサポートします〉
と書かれている。その言葉どおり、アプリを利用していると、DaiGo氏の心理テストが唐突に始まる。「色の恋愛診断」や「恋の動物診断」で自分の回答に合わせて、相性のいい異性を紹介してくれるのだ。
また、トーク中に「セックス」や「ロリコン」という言葉を含むメッセージを送ろうとすると、〈不適切な表現〉として通信エラーが発生する。監修者の「ロリコン報道」の真偽はさておき、あくまで健全な出会いを応援しているようだ。30代の利用者男性はこう話す。
「出会い系は会話のきっかけが難しいのですが、『心理テストの結果、相性いいみたいだね』とメッセージを送れば話が弾み、出会える確率が高い。ただ、ユーザーの中には、援交目的や“援デリ”っぽい怪しい女もいましたね」
出会い系でしばしば問題になるのが、援デリ(援助デリヘル)と呼ばれる業者の存在。業者スタッフが一般女性のフリをして、男性ユーザーに“営業”を仕掛けてくるのだ。
「DaiGo氏監修のアプリに限らず、出会い系には少なからず援デリ業者が潜り込んでいます。広告費をかけずに客を集められるし、“素人”女性相手なら2万円以上払う男も多い。普通にデリヘルを経営するより稼げることもあります」(前出・吉岡氏)
警察庁は今年上半期に交流サイトを利用して性犯罪などの被害にあった18歳未満の子供は889人と公表。08年に統計を取り始めてから最悪の数字だった。
「援デリ業者が派遣する女には、未成年者がいる場合も珍しくありません。“加害者”にならないためにも、援助目的の女性は避けるべきです」(前出・吉岡氏)
“経歴に大きな傷”をつけないためにも、細心の注意が必要だ。