日経平均が2万円を超えて注目される株式投資。しかしその一方で、難しい売買方法と多額の投資資金に敷居の高さを感じる人も少なくないだろう。そうした中、スマホで「1000円単位」で米国株が買えるというアプリが大人気なのである。
「日経平均も米国にお供するように、6月に2万円台を回復。米国株、日本株は持っているだけで上がる銘柄が多く、経験が浅い投資家でも儲かりやすい相場になっています」
と言うのは、投資歴15年で、株式事情に詳しいライターの宇都宮大吾氏。
とはいえ、目先視界良好の株式ニュースに地団駄を踏んでいる投資初心者も少なくないだろう。何しろ現在は株式投資の主流はインターネット取引。株式投資に興味があっても買い方がわからず、二の足を踏んでしまう中高年も多いというのが実情だ。
そんな未経験者の間で口コミで広まっているのが、スマホ専業証券会社「One Tap BUY」(以下、ワンタップバイ)だ。各証券会社もスマホ用の取引アプリを作っているが、口座取引から株取引まで全てスマホのみで対応しているばかりか、初心者にも優しい使い勝手のよさで脚光を浴びている。ワンタップバイの広報担当者が話す。
「これまで株式投資をしたことがない方を主なターゲットにしていて、利用者の約7割は投資未経験者です。初心者の方が使いやすいように、『銘柄選択』『金額入力』『購入』まで3タップ(スマホ画面を指先でタッチ)の簡単操作で売買できるのも他社とは違う点になります」
さらには、最低投資金額がきっかり「1000円」というのも魅力の一つ。昨年6月にサービスを開始してから、アプリのダウンロード数は30万、口座数は3万1000を超えている。ワンタップバイでは「アップル」や「アマゾン」など、NY証券取引所とNASDAQで扱う30種類の銘柄が売買可能。24時間365日取り引きできるのだからたまらない。
「日本株を買う時でも銘柄によって株の単位が100株や1000株とバラバラで、それだけで初心者は混乱してしまう。株数を指定せずに、どの銘柄も1000円単位で取り引きできるので買いやすいでしょう。米有名企業30銘柄にしぼられているので選びやすい一方、大化けするお宝銘柄を“発掘”したい人にはもの足りない部分もあります」(前出・宇都宮氏)
取り扱う銘柄を知らないユーザーに向けて、漫画で企業紹介しているあたり、投資の敷居を下げる要因にもなっているのだ。