7月4日深夜放送の「トーキングフルーツ」(フジテレビ系)のゲストは、主演映画「ふたりの旅路」が公開中の桃井かおり。桃井の父で国際政治学者の故・桃井真氏がヒイキにしていた天ぷら屋でMCの古舘伊知郎とトークを繰り広げた。父親に反抗ばかりしてきて「死んでからのほうが、親父好みの人間になった」と語る桃井は、同居していた父の他界を機に54歳で渡米、ロサンゼルスを拠点に活動している。
「番組で古舘は、3人の子供が幼い頃、タヒチへの家族旅行のために成田空港を訪れた際に桃井と偶然会った時から抱いていた疑問を口にした。空港での桃井は、子供たちそれぞれの前でかがんで『よかったね』と頭をなでたり、抱っこしたり。その様子が彼女のイメージと比べ、とても意外で、長年なぜ当時そういう態度だったのか謎だったんだそうです。桃井は、自分は父親との関係が希薄で家族旅行をしたことがなく、多忙な中で家族サービスする古舘の子供たちによかったと言いたかったというふうに言っていました」(テレビ誌記者)
「長年のナゾが解けた」と納得した古舘はトークが乗ってきたようで、桃井に関するもう一つの「ナゾ」について迫った。
ジャーナリストの田原総一朗氏が若い頃に共同監督した桃井のデビュー映画「あらかじめ失われた恋人たちよ」の撮影時、田原氏に「男女の営みを教えて」と頼んだ、という「芸能界の伝説」の真偽をズバリ問いただしたのだ。
「桃井は『違う。言っていない』と即答。濡れ場に際して田原氏に『普通にやって』って言われたものの、当時男女の営みを未経験だった桃井は『普通を知らない』と答えたんだそうです。ところがこの話を田原氏が周囲に伝えると『それは寝てくださいって言われているんだ』と言われたりして、いつの間にかそういう伝説になったとか」(前出・テレビ誌記者)
桃井は、さらに「だいたい、出演者に加納典明や石橋蓮司もいたから、田原さんじゃないでしょ」とも付け加えた。
「この言い方、自分から誘ったような話になってしまっていることについて、田原氏に軽く仕返ししたかったんじゃないですか。『あなたはそれほどイイ男じゃなかった』とね」(前出・テレビ誌記者)
年齢を重ねても、ひと癖もふた癖もある桃井の語り口は健在なようだ。