7月6日、TBS系で放送された「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」に出演したメンタリストDaiGo。
同番組の常連となったDaiGoだが、今回は「もしもメンタリストDaiGoに勝ったら商品がタダになるサービスがあったら…やる?やらない?」と題したコーナーに登場した。
ハンバーガーショップを舞台に、一般客のほかレスリングの女王・吉田沙保里と“心理戦”を繰り広げ、みごと全員から勝利を収めた。
「すべての超常現象は科学的に再現できる」と断言し、テレビ番組に引っ張りだこの彼だが、業界内では風向きが変わってきているようだ。
「DaiGoさんはキャラが立っていて面白く、数字も取れるんですが、最近では『このままではいけない』と思い、オファーを躊躇するようになったんです」と語るのは過去にDaiGoが出演する番組を担当していたというキー局スタッフ。
その理由について「彼が奇跡的なまでに強い“心理戦”というゲームが、放送倫理的にヤバいと感じるようになったんです」という。
果たして“心理戦”ゲームの問題とは──。キー局スタッフが声を潜めて言う。
「DaiGoさんの強さが『トリックで簡単に再現できてしまう』ところです。DaiGoさんは『相手の表情を完璧に読みきった』という説明をして、実際それが信じられないぐらいズバズバ当たるため視聴者も快感を覚えるわけですが、例えばスタジオにいる協力者が無線でDaiGoさんのポケットに入った振動する機械に信号を送っても同じことができてしまうわけですよ。だからといって、もちろん、DaiGoさんがインチキだと言っているわけではありませんが、その可能性の検証なしに彼を『人の心を読む天才』として公共の電波で放送してはダメだと思うようになってきたんです。彼ではなく番組側の問題ですね」(前出・スタッフ)
テレビスタッフの「良心の告白」に耳を傾けるべき時期に来ているのかもしれない。
(白川健一)