6月10日に主演映画「昼顔」が公開されて1カ月あまりで累計興収が20億円を突破した上戸彩。実は映画のヒットを本人以上に喜んでいる芸能人は少なくないという。
同作品の舞台挨拶で共演した斎藤工が、上戸のスタッフへの気配りぶりを絶賛していたが、エンタメ誌のライターもこう明かす。
「上戸は『不貞をはたらく妻』という、自分が共感しにくい役どころを演じるのが、心身共に大変だったらしい。それでも決して疲れた表情を見せず、笑顔で周囲のスタッフやキャストに接する上戸に、誰もが癒やされていたそうです。それで映画もヒットしたわけですから、彼らにとっても、言うことなしでしょう」
お笑い芸人のケンドーコバヤシも上戸を絶賛している。7月12日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)で、上戸の「いい人伝説」を紹介したのだ。
コバヤシは、「もう人の妻やけど、真剣に好きな人おるわ」と前置きして、その好きな人が上戸だと明かした。さらに、「上戸彩ちゃんなんか、みんな好きやん。みんな、独身の時から好きやし、『可愛い、可愛い』って、いろんなテレビでももちろん、みんな言うやん。俺も同じく言ってたのね」と語ったうえで、こんなエピソードを明かしたのだ。
自分が出演するテレビ番組の放送後、コバヤシが新幹線の京都駅ホームにいると、停車した新幹線から駆け降りて来て挨拶した女性がいた。マスクをかけた女性は「おはようございます。この間は観ました、ありがとうございます」と頭を下げた。その女性が誰かわからずにいたコバヤシに「あ、上戸です」と挨拶し、すぐさま乗っていた新幹線に戻っていったという。短い停車時間にもかかわらず、わざわざ降りてホームにいる人にお礼を述べるとは…。コバヤシは「なんて素敵な人。『俺の』(テレビ番組)言うたらアホみたいなテレビ観て。俺が(上戸を)『可愛い』って言うたん、お礼言いに来てくれて」と上戸の行動をほめちぎり、ますます上戸のファンになったそうで、上戸が結婚した時も幸せになってほしいと願ったほどだという。彼女の仕事、私生活でのより一層の幸福を願う人は想像以上に多そうだ。
(塩勢知央)