7月16日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)で、ともに親交のある佐藤二朗、安田顕、ムロツヨシの俳優仲間3人がトークを展開した。
NHK大河「おんな城主 直虎」で主人公・井伊直虎(柴咲コウ)の家臣・瀬戸方久役を演じるなど、最近映画、ドラマ、CMに引っ張りだこの個性派俳優・ムロツヨシは、「俳優だけで食えるようになったのはいつからか」という話題になると「3~4年前」と意外にも最近であることを明かし、2人を驚かせた。
売れていない時代、ユースケ・サンタマリアのアドバイスで「アルバイトは30歳の誕生日まで」と決めていたムロは、その後しばらくは生活費のための借金が増えていった。「借金が返せて、『来月も再来月も食える』ってなったのが、ちょうど3年前。その食えた瞬間から、『この継続が相当大変だな』って思った」そうだ。
3人の中で唯一独身のムロは、佐藤から「結婚はしないの?」と聞かれ、「やっぱり経済的に成立しない自分が、どこぞの人をもらっていいのかとの思いがあった」と心情を吐露。
ただ、売れっ子俳優となり、経済的に安定した現在は、「恥ずかしながら親になってみたい。自分の子どもが見てみたい」と父親願望もチラリと見せていた。プライベートでも交流がある小栗旬や山田孝之に触れ、「仲良くなってくると家族ぐるみになってくる。あの2人が『子どもはおもしれぇ』『楽しい』とかいうのを見て、そうなんだなぁと思います」とも。
それにしても、若手や中堅俳優のトークによく登場するのが小栗旬と山田孝之だが、芸能記者は言う。
「この2人が俳優の飲み会を仕切っていて、東京・三宿や三軒茶屋、中目黒周辺のバーなどで演劇論を熱く語っているのが、その名も『小栗会』です。メンバーは、綾野剛、向井理、生田斗真、松本潤、玉山鉄二、勝地涼、鈴木亮平、そして三浦春馬、菅田将暉、山崎賢人らの若手、さらに藤原竜也……と、錚々たる面々。小栗が会を通して実現しようとしているのは、俳優の労働組合を作ることなど、大手プロが仕切る芸能界の現状を変えることといいます。今回のムロのトークからは、人気赤丸上昇中のムロもすでに『小栗会』に加入していることが判明したと言えるでしょう」
「小栗会」への加入で、ムロの言動に「変化」が見られるか。