夏菜が7月26日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)で、朝ドラヒロイン時代の「飲まなきゃやってられない生活」を赤裸々に語った。
夏菜は、2012年度下半期放送のNHK連続テレビ小説「純と愛」でヒロインを演じた。朝ドラヒロインはシンデレラガールと形容されるが、こと夏菜に限ってはそんなことはなかったようだ。
番組では、「ヒロインに決まった時は、『ヤッター』でしたよ。『ヤッター!よっしゃ、やるぞ!』っていう気持ちだった」と喜びを素直に表現した。だが、前々作「カーネーション」、前作「梅ちゃん先生」が高視聴率で終了したため、「これで(視聴率)取れなかったらヤバイな」とプレッシャーが半端ではなかったという。そこへ持ってきて収録直前、サッカー選手の恋人との熱愛をスクープされてしまう。朝ドラヒロイン=男っ気なしというイメージが壊れてしまうという事態になった。「恋愛充実」が仕事のパワーにもなるタイプだったが、あまりの強行日程と、大阪と東京の遠距離恋愛が原因で恋人とは破局。放送前から「傷モノ」になったヒロインに世間の目は冷たかった。
「放送開始直後から視聴者からのクレームが殺到。偶然それを目にする機会があり、大いに落ち込んだという。評判は最悪、視聴率も低迷、収録中は、ストレスのはけ口が酒だけになり、連日飲みまくる日々を過ごしたそうです」(芸能ライター)
番組平均視聴率は17.1%と、及第点と言われる20%を大きく割り込んだまま終了。さらに追い打ちをかけたのが、次作が国民的人気ドラマとなった「あまちゃん」だったこと。番組では「もう、ボロボロ。あれから朝ドラ見てない」と打ち明けるほどのトラウマとなった。
「夏菜さんは、一見明朗快活な性格に見えますが、実際はかなりネクラ。ネガティブな性格で、エゴサーチしてはよく落ち込んでいるそうです。酔っぱらうとコンビニのおにぎりを買い占めて完食。朝目覚めて、ドカ食いした現実にショックを受けるといったことを繰り返しているといいます」(エンタメ誌ライター)
今はそれをバラエティ番組で笑い話にできるくらいの境地に達していると思いたいところだが…。
(塩勢知央)