もはや、どうあがいても手詰まり!?
8月5日放送のバラエティ番組「ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV」(テレビ朝日系)が紹介した内容を、米大リーグ・ドジャースのダルビッシュ有投手が完全否定し、テレ朝サイドがダルビッシュ投手本人や関係者に謝罪するほどの騒動に発展している。
コトの発端は試合中の選手の会話を読唇術でキリとり、新たな事実を発見する企画でのこと。この日は「開幕直前!夏の甲子園キリトルスペシャル」と題して、高校野球の名シーンを紹介。その中で04年夏の甲子園に出場した東北高校時代のダルビッシュ投手が、何かを話している場面を取り上げ、読唇術を使い、その話している言葉を推測し紹介したが、それをダルビッシュ投手はツイッターにて「絶対言ってないです(笑)」と否定。さらに、「常に『あくまで読唇術で本当に本人が言っているかはわかりません』みたいなのをテロップで出しておかないと信じてしまう人多いと思います。言ってないような事を言ったように放送してたら新聞とかでよくある偽造記事となんら変わらないと思うんですよね」と持論を展開している。
このダルビッシュ投手の主張に世間の人々も同意しているようで、「これはダルビッシュが正しい」「もうこの番組信頼できないわ」「もうウソ発言をでっち上げる番組としか思えない」といった声が多数ネットに上がっている。
「ダルビッシュ投手いわく、以前にも読唇術で自身が話していた内容を予測されたことはあったが、それも違っていたとのこと。また、今回の番組で紹介されたのは、ダルビッシュ投手が甲子園出場最後となった試合の最終打席という土壇場の場面で話していたとされていたものですが、『最後かな ドキドキするわ』『クソー 終わらせねえぞ コレ』というダルビッシュ投手のキャラとは少々かけ離れたもので、ネット上でも『ダサい発言』とネタにされていました。番組では『読唇術は口の動き等から言葉を“推測する”ものです』と補足を入れていたものの、いくらそんな保険をかけても、こんなクサいセリフを言ったことにされたままというのはダルビッシュも許せなかったんでしょうね」(エンタメ誌ライター)
テレ朝は謝罪は済ませたものの、今回の騒動に関しては世間の人々の大半がダルビッシュ投手の主張を支持。読唇術の信頼度も高が知れたこともあって、信頼度の回復も困難だろう。今まで不定期に計15回放送されている人気の単発バラエティ番組だが、もはや番組を終了させることが賢明な判断か?
(本多ヒロシ)