松居一代と同様に、俳優の高嶋政伸(50)からの離婚請求に徹底抗戦したのがタレントの美元(38)だった。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏が解説する。
「ドラマ出演をきっかけに08年9月に婚姻届を提出するも、2年後には別居状態に陥り、11年7月に離婚裁判中と報じられた。東京家庭裁判所には両者が出廷。高嶋の『25年の俳優生活をなげうってでも離婚したい』という発言が印象的でした」
美元側の「離婚する理由が見つからない」という反論をよそに、ワイドショーでは彼女の浪費癖が大々的に報じられたものだ。
「その一つが『109万円の美元メモ』。裁判で高嶋の月収が160万円と判明する中、家賃と光熱費を除いた生活費50万円では足りないという理由まで書き込まれたものでした。ワイドショーのコメンテーター陣でも、『女優なら普通じゃない?』『いやいや仕事ぶりからどうなの?』と、意見が分かれたものです。ただ美元のパーティ好きには驚かされましたね。招待客100人規模のパーティに、高嶋を呼び出して費用を払わせちゃう(苦笑)」(前出・佐々木氏)
家庭裁判所では「婚姻関係は修復不可能であり、破綻していると言わざるをえない」と、離婚を命じる判決が下った。
「この裁判の注目点は、通常は別居状態が5年以上必要ですが、その半分ほどでも、夫婦関係が壊れていることを証明できれば離婚が成立しやすくなったということ。以前は『有責主義』といって、暴力や借金、浮気などの明確な理由がないと認められませんでした」(司法担当記者)
その「有責主義」時代の代表例の一つが、女優・中山麻理(69)と俳優・三田村邦彦(63)の離婚裁判劇だろう。
「青春ドラマ『サインはV』(TBS系)で全国区の人気を得た中山は、クール・ビューティな色気を武器にしていましたが、三田村との離婚劇でも、冷淡なほどに夫の不貞を追い詰めていったのです」(映画関係者)
中山は、三田村の浮気相手である女優の高橋かおり(41)とのホテル密会を尾行し、2人の電話を録音するなどして、高橋相手に2000万円の賠償請求を求めた。
「当時は“不倫盗聴テープ”の存在に、一部の週刊誌から『そこまでするか』と、男目線の非難も上がったものです(苦笑)。しかし、高貴な血筋の中山にとって、不倫は絶対に許されないものであり、それこそ徹底的に調べ上げたのでしょう」(前出・映画関係者)
この夏、5年ぶりにバラエティ番組に出演した女優の飯島直子(49)。「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)では、再婚した夫とのタワーマンション暮らしを笑顔で明かしたが、前夫のTUBE・前田亘輝(52)との結婚生活を知るタレント事務所幹部は、知られざるブチギレ素顔を明かすのだ。
「結婚が4年で破綻した理由は、前田の女癖に尽きます。ブレイク前から担当していた敏腕マネージャーが97年の結婚後も巧みにスケジュールを調整し、直ちゃんの新婚生活をバックアップしていたのですが、交遊関係の幅広い前田は新妻の手料理よりも仲間優先で夜遊び三昧。そして前田が祇園遊びにハマり、ついに修羅場を迎えてしまった。直ちゃんは前田ばかりか、『アンタも知ってたんでしょう!』と自分のマネージャーも正座させ、携帯電話を取り上げてバシッと折って、流し台に投げ込んだそうです(苦笑)」
愛するがゆえの“暴走”だったと信じたい。