スポーツ

清宮幸太郎、メジャー挑戦と王貞治越えに立ちはだかる「越えられぬ壁」とは!?

 高校野球屈指のホームランバッターである早稲田実業学校の清宮幸太郎選手が9月22日、プロ志望届の提出を表明。記者会見では「メジャーリーグで本塁打王」が夢だと語り、王貞治氏の持つ868本の本塁打世界記録が「自分の目標となる数字」だと語った。

 まさに「その意気や良し」と言える高い志を口にした清宮。だがメジャー挑戦については、そのハードルの高さを懸念する声も少なくない。中でも本人の努力では越えようのない壁が、本塁打王への挑戦を阻むと指摘する声もあるようだ。スポーツライターが語る。

「清宮は身長184センチで日本人としては大柄ですが、メジャーリーグではごく普通の身長に過ぎません。それがアメリカでのホームラン王争いにおいては大きなハンデになりえるのです。日本よりもパワー勝負になりがちなメジャーリーグでは長距離打者に相当なパワーが求められており、必然的に体格の良い選手のほうが有利。それはデータにも如実に表れています」

 メジャーリーグでここ10年のホームラン王を見ると、延べ16人の中で一人を除いて全員が身長188センチ以上の大型な選手ばかり。190センチ越えが10人もおり、イチローのチームメートだったマーリンズのジャンカルロ・スタントンに至っては198センチもあるほどだ。

 唯一の例外であるホセ・バティスタ(183センチ)は細身に見えるが、ユニフォームを脱げば筋肉のかたまりのような鋼の肉体を誇っている。その筋肉美と急激にホームランを量産しだしたことからドーピングも疑われており、これまで10回以上ものドーピング検査を受けさせられたほどだ。

「清宮の体格は正直なところ、長距離砲としては見劣りします。188センチとメジャー並みの体格だった元ヤンキースの松井秀喜でさえシーズン31本が最多。その松井を上回るホームランを量産できるとは考えづらいですね」(前出・スポーツライター)

 これまでのところ松井を除き、日本人の長距離砲がメジャーリーグで通用した例はない。清宮も王越えを目指すなら、国内球団でじっくりと勝負したほうがいいのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」