やはり頭をよぎるのは同じ学校の「偉大なOB」の末路!?
高校通算107本塁打で、高校通算最多本塁打記録タイに並ぶも全国高校野球選手権西東京大会の決勝で敗れ、甲子園行きの切符と本塁打記録の更新を逃した早稲田実業高校の清宮幸太郎。
9月に行われる「第28回WBSC U-18ワールドカップ(W杯)」で、日本代表の最終メンバーに選ばれることができれば、本塁打記録更新の可能性が残されているため、野球ファンは注目しているようだが、清宮の今後の進路にも注目は集まっているようだ。
地方予選敗退早々ということもあって、清宮自身は「この先どうしようかは考えていない」とコメントしているものの、関係者によれば、大学進学が濃厚とされているようだ。
何でも、系列の早大を軸に考えているということだが、米国の大学も視野に入れているとの報道もある。しかし、早大進学と聞いた時に何となく心配な気持ちになってしまった野球ファンも多いようだ。
「やはり、甲子園でハンカチ王子としてブレイクした早実のOBで、早大に進学した現・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹を思い浮かべてしまった人が大半のようですね。斎藤は甲子園の決勝で、現ニューヨーク・ヤンキースの田中将大と壮絶な投手戦を制して、甲子園優勝投手になり、将来を有望視される選手でした。ただ、高校卒業後に斎藤は早大へ、田中はプロ入りし、別々の道を歩んでいますが、田中は現在、日本を代表する投手となったが、斎藤はいつリストラ宣告されてもおかしくないチームのお荷物投手と、その明暗は実にクッキリ。2人の力の差がどこでついたかと考えると、斎藤がキャンパスライフをエンジョイしていた時に、田中はプロの世界で揉まれていた判断する人も多いですから、斎藤と同じ道を歩もうとしている清宮に斎藤を重ねてしまうんでしょうね」(スポーツ紙記者)
ネット上では「本人の意思を尊重すべきということはわかるけど、プロにそのまま来てほしい」「ハンカチのようにはなってほしくない」「アメリカの大学ならまだあれだけど、早大だとハンカチのことが頭をよぎってしまう」といった声が上がっている。
もちろん、大学を経て、プロ入りして成績を残している選手もいるため、ここまで反対の声が多いと、さすがに早大側が少々気の毒だが、清宮にはその将来の選択が自身の野球人生を大きく左右するということを十分に理解したうえで決断してほしいものだ。
(田中康)