10月5日放送の「おはよう、たけしですみません。」(テレビ東京系)に生出演した爆笑問題・太田光の口から爆弾発言が飛び出した。
「犬猿の仲」をテーマにビートたけし、水道橋博士とトークを進める中、たけしから「松本人志嫌いなの?」と問われた太田は「大嫌いですよ!」と即答。
太田と松本といえば、二十数年前、雑誌コラムで松本をヤユした太田が激怒した松本に呼び出され「土下座させられた」といわれる因縁の関係で、両者が“共演タブー”であることは広く知られている。
太田が発した「大嫌い発言」でバトル再燃とならなければいいのだが──。
「むしろ今回の発言は“雪解け”の兆しではないでしょうか」と語るのはお笑い関係者だ。
「太田は水道橋博士とも30年近く不仲で有名です。今回の共演もビートたけしの存在あってこそ実現したもので、これまでは考えられないことでした。その場にいなかった松本含め、それぞれの大物芸人に“共通した思惑”があるのではと感じます」
大物芸人たちの“ひとつの思惑”とは──。
「テレビ離れが進み“バラエティの危機”が叫ばれる中、連携してテレビ業界を盛り上げていかなければという思惑です。先日はたけしが『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)にゲスト出演したほか、松本も『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)でとんねるずとの共演に前向きな発言をしたばかり。今回の『大嫌い発言』も、たけしのアシストで生まれた太田なりの松本への“連携エール”と捉えるのが正しいと思います」(前出・お笑い関係者)
翌日6日の同番組では太田は前日の松本嫌い発言を「(水道橋)博士に言わされて…」と言い、本当は雪解けが近いことを示唆したうえで、「松本さんは、僕は大好きですから」と前言を撤回。今度は、やはり太田が嫌っているといわれる恵俊彰の名前が出ると、太田は「恵ならOKです。恵なら全然悪口言っても。嫌いです。大嫌いです」などと、番組を盛り上げていた。これも太田流の連携エールなのかもしれない。
(白川健一)