何をやってもかわいい、何をやっても好感を持てる。今の新垣結衣は“コケない”女優の代表格だ。ドラマ「逃げ恥」ブームで一気に人気が沸騰し、その後は「コード・ブルー」(フジテレビ系)でも好演。視聴率を取れる女優としての存在感を示したばかりだ。
そんなガッキーの次なる舞台となると、やっぱりスクリーンだろう。ところが、10月21日に満を持して公開される卓球コメディ「ミックス。」がいい意味でも、悪い意味でも話題になっているという。どちらに転ぶかわからないのだという。
「瑛太演じる元プロボクサーと、かつては天才卓球少女と呼ばれた新垣演じる失恋直後のアラサー主人公が混合ダブルスを組み、恋も人生も取り戻すというドタバタハートフルコメディです。でも、テレビでやれば高視聴率は取れそうですが、映画にするには『どこかで見た』と思わせるようなシーンの連続と言っておきましょう。しかも、公開1週前に新垣のガングロヤマンバ姿が動画公開されたことで、あまり映画に関心がなかった層からもいろいろ賛否が出てきているようですね。もちろん、ガッキーだから『何でもかわいい』という声はありますが、『あまりなりきれてない』『3日も風呂に入らないヤマンバにしてはかわいすぎる』『29歳でこれやるのか』といった声です。かわいいならそれでいいじゃないかとも思いますが、実はそれも含め、スクリーンで見ると女優・新垣結衣の限界が見えたという声が増えているんです」(CD&DVD専門誌編集者)
「試写会で見ました。蒼井優さんがスゴすぎる!」「蒼井優には笑わせてもらった」と、中国人店員を演じる蒼井優の女優力に完全に食われているという声から、「広末涼子のオバサンぶりにもビビった」などと、作品を鑑賞した人たちからは、脇役への絶賛しか聞こえてこない。ガッキーに関しては「まあ、かわいいね」「逃げ恥と同じキャラ」「いつもどーり」など、ホメ言葉なのかイマイチわからないものが大半。それもあり、映画業界でも「はたしてドラマのようにヒットするの?」と首を傾げる人もいるという。
とはいえ、予告編からも“ライトに楽しむ”ためだけのこの「ミックス。」。ガッキー好きなら、一見の価値はあるのかも?
(藤田のぞみ)