日本で3番目に有名な人物は、安倍晋三総理だった!これは11月1日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画「日本の有名人知名度TOP100」にて明らかにされたもの。同番組では「日本で一番有名な人、イチロー説」を検証するために、番組史上で最大規模のアンケートを実施。ここで1位のタモリ、2位の和田アキ子に続き、現役の総理がランクインを果たす形となった。この調査について週刊誌の記者が驚いた表情で語る。
「TBSといえば反安倍かつ反自民党の急先鋒と見られていますが、さすがに一般人を相手にしたランキングを捏造するわけにもいかず、安倍総理の圧倒的な知名度を認める形となりました。しかも今回のアンケートでは政治の世界が自民党一強であることを、TBS自身が裏付ける形になったのです」
今回のTOP100にランクインした政治家は安倍総理を含めて全部で8人。その中で11位のアントニオ猪木や18位の東国原英夫は、政治家よりもプロレスラーやタレントとしての知名度のほうが高いのは明らか。
そして他の顔ぶれを見ると、28位にこそ民進党前代表の蓮舫参院議員がランクインしたものの、12位の小泉純一郎元総理、44位の石原慎太郎元東京都知事、49位の小池百合子都知事、そして72位の舛添要一前都知事と、軒並み自民党に所属していた政治家が顔を並べたのである。
「今回のアンケートでは有名人の顔写真を用意し、それを一般の人たちに見せて名前をあげてもらうという方法で行われました。つまりTBS側が用意した顔写真そのものが自民党に偏っていたわけです。実際のところ、圧倒的な知名度を誇る蓮舫氏を除けば、知名度100位にランクインできる政治家が自民党以外にいるとは考えづらく、番組制作陣としても無駄打ちを避けるためには、これらの自民党系政治家をそろえるよりなかったのでしょう」(前出・週刊誌記者)
この「水曜日のダウンタウン」はTBS制作部のバラエティ担当部署で制作しており、報道番組部やニュース部が制作する報道番組とは必ずしも政治姿勢が一致するとは限らない。しかし「TBSが安倍総理を超有名人と認定」したという事実は、厳然と残ってしまったようだ。
(金田麻有)