米倉涼子や上戸彩、武井咲らが所属する大手芸能事務所「オスカープロモーション」が、初の男性エンターテインメント集団「男劇団 青山表参道X」を立ち上げた。
オスカープロモーションといえば、“美の総合商社”を標榜し、冒頭の米倉ら女優たちを筆頭に5000人を超えるモデルが在籍するなど女性タレントのマネージメントを柱に事業展開をしてきたが、なぜ男性エンターテインメント集団の売り出しに着手したのか──。
スポーツ紙記者は語る。
「やはり、すぐに思い浮かぶのはSMAPの解散劇以降の流れですね。あの騒動以来、これまで男性タレント市場を牛耳っていた『ジャニーズ事務所』のパワーに陰りが見え始めていることと、劇団立ち上げのタイミング的にどうしても関連付けて考えてしまいます。もちろんプロジェクトはSMAP騒動より前から進められていたのかもしれません。いずれにしても、男性よりも、女性のほうが娯楽にお金を使うことを惜しまないという昨今の日本の経済的傾向が影響しているのではないでしょうか」
さらに、別の芸能事務所のマネージャーもこう話す。
「ジャニーズファンや韓流アーティストのファンを見てもわかるように、確かに女性ファンのほうが応援するタレントに投資する傾向はありますよね。さらに言えば、女性タレントよりも男性タレントのほうが“寿命”が長いというのもあるのではないでしょうか。女性タレントは結婚や出産を機に芸能活動から距離を置いたりするケースもありますからね」
“美の総合商社”の新戦略の次の一手に注目だ。
(しおさわ かつつね)