国民的アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)の番組スポンサーを48年継続していた東芝が、スポンサー降板のための調整に入ったことが明るみに出たのは10月31日。現在の経営状況から合理化を図ったというのだが…。
「フジテレビにはこれまでに『東芝の経営状態がよくないことはわかるが寂しい』『東芝がスポンサー降板したらサザエさんはどうなるんだ?』といった声が届いているようです。東芝は今年3月『スポンサーを降板すると企業イメージが悪化する』との判断でスポンサーの継続を選択しましたが、さらに経営状態が悪化したのかもしれません。11月1日には美容外科『高須クリニック』の高須克弥院長が公式ツイッターで大手広告代理店とフジテレビにすぐに連絡した旨を報告し、『サザエさん』の後継のスポンサーに名乗りを上げたことを明かしていますから、アニメ自体が消滅することはないでしょうが、経済的事情もさることながら、冷蔵庫や洗濯機、そしてパソコン事業とテレビ事業からも撤退する方針を表明していることから『サザエさん』放送時に流すにふさわしい東芝のCM自体がなくなってしまうことも大きいようですね」(週刊誌記者)
それにしても、高須院長は、その後はこの件についてはあまり言及していないが、どうなっているのか。
「最近、取材を申し込んだネットメディアには『しばらく予定が立て込んでいる』として応じていませんが、有言実行の人ですから、東芝が正式に降りれば次の行動に移ると思います。もともと、スポーツ紙の取材に答えていましたが、磯野波平の頑固で筋を通すところが好きなんだそうです。ただ、頑固という意味では過去に『5時に夢中』(TOKYO MX)とか『報道ステーション』(テレビ朝日系)のケースのように、内容に不満があればすぐに提供を降りることもある。そのあたりが、少々気になるところですね」(前出・週刊誌記者)
ともあれ、これからも平和な「サザエさん」であり続けてほしいものだ。