10月31日、東芝がアニメ「サザエさん」(フジテレビ系)の番組スポンサーを降板する方向であると報じられた。2015年の不正会計問題によって経営不振が続く東芝は、以前から番組スポンサーを降板するのではないかとささやかれてきたが、ついにそれが現実となるようだ。
東芝は1969年の放送開始からCMを提供。長く1社提供を保ってきたが、経営不振から1998年11月にそれを終了。早ければ2018年3月にも降板し、48年の歴史に幕を下ろすことになる。
東芝が降板することによって「サザエさん」が大きく変わってしまうのではないかという心配の声が早くも上がっている。
「サザエさんは冷蔵庫やテレビなどの家電製品を各家庭に浸透させる目的でスタートしました。そのスタンスは今も続いています。ですが、もしIT系企業がスポンサーになれば、方向変換する可能性もある。それをファンは心配しているのです」(エンタメ誌ライター)
カツオがスマホを使いこなし、ワカメがソーシャルゲームに夢中になる。そんなサザエさんになる可能性もゼロではないというわけだ。そのため東芝の後継スポンサーがどこになるのかに注目が集まっている。
「東芝降板」のニュースが流れると、即座に反応したのが美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長。ツイッターで後継スポンサーになりたい旨を明かし、さっそく広告代理店とフジテレビに連絡して値段交渉を始めたことをツイートした。
「もし高須クリニックがスポンサーになれば、フネさんがアンチエイジング治療をしたり、波平が薄毛治療をほどこされるというお話が生まれるかもしれません。それはそれで観てみたい気もしますね。サザエさんはここ数年、視聴率が低迷していますから、それぐらい思い切った変更をしてもいいのではないでしょうか」(テレビ関係者)
2018年3月、いったいどんなサザエさんになっているのか。注目だ。