11月11日午前11時、東京都内で行われた会見で大谷翔平はメジャー挑戦を表明した。
だが、これまで何度も日本人メジャーリーガーの“旅立ち”を取材してきたBBWAA(全米野球記者協会)の資格を持つベテランのジャーナリストは、首をかしげながらこう漏らす。
「会見でも自分を奮い立たせてしゃべっていましたが、過去にメジャー挑戦を表明してきた、松井秀喜、イチロー、ダルビッシュらと比較すると、圧倒的に“熱量”が足りない。本当に彼が今、メジャーに行きたいのか…。どこか疑問が残りましたね」
大谷の現況について取材していると、確かに数々の「疑問」にぶち当たるのだ。花巻東の高校時代から日本球界を経由せずに“飛び級”でメジャー移籍を熱望していたことは周知の通り。だからこそ日本ハム入団以降もその夢を温め続けていたはずだが、球団関係者は「大谷は今も英語ができないし、特に勉強もしていない」と打ち明け、続けた。
「そればかりか吉井理人投手コーチ(52)がこんなことを言っていた。『(大谷は)何ひとつメジャーのことなんか、聞かへんかったな』と…。吉井コーチはオリックスでの現役時代に、やはり今オフ、大谷と同じくメジャー挑戦する平野佳寿(33)とチームメートでしたが、その平野については『ガンガン(とメジャーに関することを)聞いてきたぞ』とも話していたんです」
何と昨年、18年までの「メジャー移籍容認」を球団から持ち出された際も困惑していたそうで──。
11月21日発売のアサヒ芸能11月30日号では、大谷「メジャー挑戦」の舞台裏に迫る。
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