トイレで用を足していたら、使用中の個室から聞こえた「みごとな屁」に笑いがこみ上げるも、誰が入っているのかわからないし、笑い声を上げてしまっては失礼なうえ、こちらの正体はバレてしまうかも知れないという「圧倒的不利」な状況で窮地に追い詰められた時のこと。
強引に尿を切り上げ、逃げ果せるようにトイレを飛び出して物陰に潜んでいたところ、エアータオルの噴射音の後に悠然とトイレから出てきたのが、清爽な面持ちの役員。ホッと胸を撫で下ろしたあとに、すでに奥に引っ込んでしまった残尿の処理をした次第。
こんな時に、笑いをこらえる方法はないものかと思案しつつ、まだ思い出し笑いができるうちに、あれこれ実践してみた。
●定番の「つねる」は微妙
こみ上げる笑いを「痛み」に変換する古典的な方法だが、笑いをこらえながらだと、「つねり」が甘くなってしまうゆえ、さほど、効果を発揮しない。
●「下の歯で上唇を押さえる」は一時的に効果アリ
この状態だと、ロングブレス的に息を吐き続けることになり、声を発することが抑えられるうえ、少し下の歯に力がはいると、上唇を噛んだ状態になるため、上記に「つねる」のと似た痛みもあるため、効果を実感できた。ただし、5~6秒を超えると口の中に溜まった空気を吐き出すような「決壊」が起こるリスクがある。
●年末の風物詩「笑ってはいけない」にヒントが!
様々な仕掛けに対し、「笑った」と判断されるたびに尻を叩かれるダウンタウンの年末特番。ここで、よく松本人志が笑いをこらえるために「舌を出す(力を入れている)」シーンが映し出される。確かに、舌に力を入れると「声が出しづらい」のだ。
これをヒントに、笑い声を潰し、吐息に変換した時「吐き出す空気の逃げ道」を作る「適度に口が空いた」モーションとは…。舌を上唇に触れさせ力を入れる。そうすると、口は自然と志村けんの「アイーン」を目一杯やった格好になるだろう。この形が、もっとも笑い声を押しつぶせると実感した。
ただ、この顔自体が、状況によっては「不敬そのもの」になる可能性が高いので、必要に応じて試してみていただきたい。