やりきった結果もこれから待っている絶望がよぎり、泣けてきた!?
お笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介が12月3日深夜に放送されたインターネット番組「M-1全員集合 PART5 ファイナリストトーク2」(GYAO!)で、同日放送のお笑いコンテスト「M-1グランプリ」敗退の悔しさを露わにした。
ジャルジャルは同コンテストにラストバッターで登場。ダウンタウン・松本人志が95点の高得点を付け、「僕は一番面白かった(と思った)」と、高く評価したが、惜しくもファイナルステージ進出ならず。その残念な結果に悲しみを押さえながらも、ジャルジャルの後藤淳平は「いやぁ~審査員の方、全員こしょばしたら(くすぐったら)点数上がりません?」とボケてみせる余裕を見せたが、福徳は頭を抱え、その目には涙がにじんでいた。
福徳の涙には相方の後藤も驚いていたようで、後番組となる同番組では「こいつラグビー部の最後でも泣かへんかったのに!」と、どれだけ福徳が涙を見せない男かを説明した。MCの陣内智則が、グランプリの審査後も福徳は悔しさが顔に出ていたことを指摘すると、福徳自身も「恥ずかしい話、むっちゃ泣きそうやった」と振り返り、またもや涙を浮かべていた。この姿に世間の人々から「確かにこんな福徳は見たことないな」「そりゃ現状を考えたら泣きたくもなるだろ」「やっぱり、『めちゃイケ』の影響も大きいだろうな」と、福徳に同情する声が多数見受けられた。
「やはり、レギュラー出演しているバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が、来年3月に終了することが涙を加速させたのでしょう。10年からスタートした冠番組『ジャルやるっ!』(関西テレビ)も9月末に終了していますし、残るはローカル番組しか残っていませんから、何とか優勝して優勝効果にあやかりたかったところでしょう。『めちゃイケ』終了については、ナインティナイン・岡村隆史から唐突に打ち明けられた時に比較的明るく受け止めていたように見受けられたよゐこの濱口優も、すでに次の仕事を探すために自身の売り込みに奮闘していることをイジられていましたし、売れっ子のナイナイや極楽とんぼの加藤浩次以外は気が気じゃないでしょう。ジャルジャルの場合、相方の後藤は新築の一軒家を建てたばかりとあって彼ばかりが心配されがちですが、意外に大丈夫そうに振る舞っている福徳にとってもそれだけ番組終了はとても大きいことなんでしょうね」(エンタメ誌ライター)
好き嫌いが分かれる個性的な笑いながら、文句なしの実力を持つ同コンビ。感情がないとイジられることもある福徳だが、今後もハングリー精神を見せて、死に物狂いで生き残ってほしいものだ。
(田村元希)