11月28日に放送された井上真央の主演ドラマ「明日の約束」(フジテレビ系)第7話の視聴率が、4.3%を記録。番組ワースト視聴率を更新するも、12月5日に放送の第8話の平均視聴率は6.0%。前話の4.3%から1.7ポイントもジャンプアップした。
「『明日の約束』は初回8.2%発進で、2話以降数字を下げ続け、5話で5.1%、6話では4.6%となり、7話も0.3ポイントのダウン。この7話は、裏で放送されている人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系)が休止して音楽特番の『ベストアーティスト2017』(日本テレビ系)が放送されていましたが、15.2%という高視聴率を記録したため、そちらに視聴者を奪われたと思われます」(テレビ誌記者)
同ドラマは井上演じるスクールカウンセラーが、勤務先高校の生徒の“不可解な自死”の原因を突き止めていく一方で、自身の婚約者との結婚問題や、母親との暗闘も複雑な展開をみせていくというストーリーである。しかし視聴者からは、展開の遅さや物語にヤマ場がないなど、多くの不満が飛び交っていた。
それがここに来て怒涛の展開を迎えているという。
「7話の前半では生徒役の女子中学生が援助交際をしていたことが発覚。さらに井上演じる主人公の婚約者は、これまでやさしい好青年に描かれてきたのですが、性格が豹変し、DV男と化す衝撃のラストで幕を閉じました。この怒涛の展開に視聴者からは高評価の声が続出したものの『急展開すぎるから話数が短縮されているのでは?』と打ち切りを心配するも上がりました」(前出・テレビ誌記者)
最近のフジといえば、「セシルのもくろみ」が低視聴率で打ち切りになっているだけにその二の舞が懸念されたわけだが、
「7話の衝撃のラストに興味を引かれた、主にそれまで録画でドラマを見ていた視聴者がリアルタイムで見て、数字が跳ね上がったようです。さらに8話でも物語は新たな展開を見せ、目が離せなくなっている視聴者も少なくないようです」(前出・テレビ誌記者)
井上にとって2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」以来、久々の連続ドラマ主演となる本作。それだけに苦戦してきた流れを最後で一気に挽回したいところだ。