不祥事による10年間の解雇状態から昨年に吉本への復帰を果たした極楽とんぼの山本圭壱が、リアルな給料を告白した。これは12月14日放送のレギュラー番組「極楽とんぼKAKERUTV」(AbemaTV)にて明かしたもの。同番組内で芸人の給料が話題に上ると、山本はみずから「36万円」と公表したのである。その金額についてお笑い系のライターが指摘する。
「正直なところ、そんなにもらっているのかと驚きました。一部の視聴者からは『もっともらっていると思っていた』との声もあるようですが、現在の山本はギャラの安いAbemaTVのほか、地方のラジオ番組しかレギュラーがない状態。地上波のテレビ番組からはお声がかからず、芸人にとって“メシのタネ”である営業もほとんど行っていないのが実情です。公式YouTubeチャンネルには100本超の動画をアップしているものの、平均して1000回程度の再生回数にとどまっており、ユーチューバーとしての収入はほぼゼロ。これでいったいどこから36万円ものギャラが発生しているのか、理解に苦しみます」
これが同じ程度の仕事量をこなす若手芸人なら、せいぜい数万円の給料しかもらえないはず。それが山本の場合、不祥事からの謹慎明けとはいえ、デビュー28年目に相当するギャラをもらっているのか。しかもギャラ以外の面でもベテラン扱いを受けているというのだ。
「12月6日にツイートした画像では、新幹線のグリーン車に乗っている姿をみずから公開。吉本芸人にとってグリーン車は売れっ子の証ですが、ほとんど稼ぎのない山本がグリーン車の座席にふんぞり返っている姿には驚くほかありません。自分の立場を考えれば、会社に貢献できるほどのギャラがもらえるようになるまで、グリーン車を固辞して普通席に乗るような気概を見せてもいいはずですが…」(前出・お笑い系ライター)
2006年の事務所解雇前までは人気芸人だった山本だが、今では若者からの認知度がほとんどない、坊主頭のおじさんに過ぎないのが現実。だが、現在の環境が分を超えた超厚遇であることには気が付いていないようだ。
(金田麻有)