明石家さんまが4月17日深夜放送の毎日放送ラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。松山英樹のマスターズ優勝に「ちょっと残念」と発言した。
芸能人には「私が私が」と前に出る我の強さが必要という話をしている際、さんまは「スポーツ選手にとっても大変大事」と、松山にも言及。
「こないだ松山君がマスターズを優勝した。ただ、日本人の優しさで後半崩れていくあのプレッシャーね」と言及。続けて「ただ、オレの先生であるグレッグ・ノーマンが成しえなかったマスターズ制覇。それをやってしまったんで、オレはちょっと残念でならないんですけども」と語った。
これに対し、ネット上では「日本人なら素直に喜ぶべき」「残念でならないのはさんまの発言だわ」など、批判的な声が多く出た。
実は、さんまが日本の選手やチームが世界の舞台で活躍するのを喜ばないのは以前からおなじみだ。
「サッカー好きで知られるさんまは、2012年、香川真司が英プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したことに触れ、『本当は入ってほしくないんです。日本人の方にはね』と発言したり、16年にはクラブW杯の決勝『レアルマドリード VS鹿島アントラーズ』で鹿島が健闘して敗れたあと、『もし鹿島が2‐1で勝っていたら、 高速道路でいろいろなことを考えてしまいそうやった』と、鹿島が負けて安堵したような発言をして、いずれもネット上で物議を醸しました。スポーツに関しては、さんまは海外を有難がり日本を見下す“海外厨”としてネット民には認識されています」(芸能ライター)
手の届かない夢の舞台で日本人が活躍すると、あこがれが半減してしまう気持ちもわからないではないが、そんなさんまの姿勢が逆にネット民に称賛されたこともある。
「02年、日韓W杯の『ドイツVS韓国』の中継にさんまはドイツのユニフォームを着て出演。マスコミの取り上げ方が、同じアジアの共催国を応援しようという空気を醸し出していた中で、堂々とドイツを応援した姿はネット上で高評価を得ていました。さんまは後に『韓国のファンなら韓国のユニフォームでしょうけど、私はサッカーのファンですからドイツのユニフォームを着た』と語っていましたね」(前出・芸能ライター)
賛否はともかく、姿勢がブレないのは立派といっていいかもしれない。
(鈴木十朗)