本田翼と大谷亮平がW主演を務めるAmazonプライムビデオのオリジナルドラマ「チェイス 第1章」にトラブルが発生している。
「連続幼女誘拐殺人事件」をテーマに12月22日から配信されている同ドラマだが、配信から間もなく、ジャーナリスト・清水潔氏の著作「殺人犯はそこにいる」からの“盗作疑惑”が浮上。
実在の事件を扱った同書の刊行元である新潮社と作者の清水氏が「チェイス」と無関係であることを相次いで表明する事態となった。
その後、チェイスの共同プロデューサーを務める四宮隆史氏が、同書の“参照”を認め「未解決事件の真相解明に向けた動きの一助になれば、との想いがはやり過ぎたかもしれないと反省しております」とツイッターで謝罪したものの、配信を強行。
1月5日には新たに第4話が公開されている。一方で、この「盗作騒動」が「さらなる波紋を広げる」との指摘も──。
「このまま配信を続けると、一層深刻な事態に発展しますよ」と語るのはテレビ関係者だ。
「清水氏も『突然の映像化に対して遺族がどう思うか』と指摘していますが、このドラマ自体が『被害者遺族に対する冒涜』と受け止められても仕方がない。さらには本田翼らの別の仕事に支障をきたす可能性もあります」
いったいその可能性とは──
「『殺人犯は~』の作者である清水氏は日本テレビのチーフディレクターでもあり、今回の盗作騒動に関して『簡単にドラマ化にして良いなら、とっくの昔に自分でやってます』とツイッターで怒りを表明している。シリーズ化を予定しているという『チェイス』の“強行配信”が続くうちは、日テレの編成部が配慮して本田らの起用を控えても何らおかしくありません」(前出・テレビ関係者)
“強行配信”の行方を注視したい。
(白川健一)